2021年5月23日マチネ 劇団四季『マンマ・ミーア!』千穐楽@京都(総括)




マンマ・ミーア!
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キャストの感想

キャストの感想を書いていきます。

ドナ・シェリダン:江畑晶慧

まずは何よりも、おかえりなさい!福岡公演のパンフレットから名前が消えたときにまさか…と思って凄くショックを受けたのが懐かしいです。京都公演のパンフレットで再びキャスティングされて、正直ずっとえばちゃんの帰りを待っていました。退団していなくて良かった…。えばちゃんドナ本当に本当に大好きなので、こうしてまた会えて嬉しかったです。

そして久しぶりのえばちゃんドナ、なんか私の記憶の中のえばちゃんドナとはまるで別人のような印象で、こんなお芝居だったっけ!となる瞬間がたくさんありました。もちろん良い意味で。ブラッシュアップされすぎてて、もう初めましての人みたいな感じでしたもん。

というか先述しましたが単に私が岡村美南さんドナを観すぎて、記憶が勝手に上書きされてしまったんだと思います。岡村美南さんドナってすげえイケメンだなぁ…って思ってたんですけど、えばちゃんドナもかなりの性格イケメンでした。えばちゃんドナはイケメンっていう表現より男前って表現がピッタリかも。性格とか仕草とかがめっちゃ男前だったので、これは男も女もみんな惚れるわ…となりました。

たとえばマネマネのラスト下手側で迫ってくるところ。えばちゃんドナが目を細めて妖艶な笑みを浮かべて指先をひらひらと動かして「おいでおいで」って手招きするみたいにしてたのがすっごく色っぽくて男前で、チョロ鴨な私はソッコー恋に落ちました(笑)

娘に対しても容赦はなくて、冒頭の「どこで吹き込まれたんだか!」も首をロックしてグイッてやっててプロレス技みたいの決めてました(笑)まりえちゃんソフィとは血が繋がっているんじゃないかと思うくらい似てる部分があるので、この2人はそういう容赦ない距離感も含めて本物の母娘のようだったのも微笑ましかったです。

また、母として、女として悩む姿も凄く印象深かったです。えばちゃんドナは貫禄もあるし母性もあるし色気もあるし、凄くお母さんっていう感じが伝わってくるんですけど、見た目だけじゃなくてちゃんとお芝居の中身も母としての説得力を感じさせるものになっていました。横浜公演で観たときも「以前より母らしさが強くなってる」って思ったけど、今回はそれ以上です。この空白の期間えばちゃんに何があったのは知りませんが、確実にまた母としての貫禄を身につけていました。

特にS・O・SとかSlippingとかThe Winnerとか、相手に訴えかけるナンバーはえばちゃんドナの感情表現が凄くて、母として女として苦悩している姿を表情で歌声で仕草でしっかり表していて最高でした。

たとえばS・O・Sでは「でももう一度取り戻したい」の歌詞でサムの背中を見つめながら泣きそうな顔して唇を噛み締めてガウンをぎゅっと握ってて、表情と仕草からもサムへの想いが伝わってきました。でもそれを本人に伝えられるほどの素直さを持ち合わせていなくて、悔しさゆえのその表情なのかなとも思います。

それこそOne Of Usの直前に、ドナが机に置かれたバグパイプを見つめる瞬間があるんですけど、えばちゃんドナはじーっとしばらくそれを見ていました。寂しそうに、切なそうに、悔しそうに。サムへの想いが募って、でもそれを吐き出すことはできない。えばちゃんドナは観てて凄く胸をキュッと掴まれるような切なさを感じさせるんです。感情表現が豊かで細かい。

そういうのを観た直後だから、先述したS・O・Sでのサムへの感情描写がより切なく映るんだと思います。これはThe Winnerも同じく。久々にえばちゃんドナ観て、こんなに感傷的だったっけ?!ってなるくらい傷ついてたんですよねぇ。サムに何されたのよ…って心配になるくらい深い傷を負っていて、もう凄く切なかったです。

The Winnerの「他の人を愛したとき私のこと思い出した?」は最後語尾が上がる歌い方で、じりじりとサムを追い詰めていました。えばちゃんドナは本当に狂犬みたいですぐ噛み付いちゃう人なんだと思うんですけど、それゆえ凄く臆病でもあると思うんです。距離感を掴むのが凄く難しくて、だから行くときはガッツリ行っちゃうしそうじゃないときは相手を遠ざけてしまう。極端すぎて凄く不器用だなぁ…って思いました。

それはSlippingでも感じたんです。ソフィが部屋に入ってきてから、えばちゃんドナはソフィに背中を向けてハケを触って気を紛らわせていたんですけど、「ママが着せてくれる?」というソフィの言葉を聞いた瞬間にグッと表情が歪んで唇を噛み締めて泣きそうな顔していました。もうその表情を観て私の涙腺は崩壊したんですけど、でも何事もなかったかのようにソフィを振り返るときはいつものドナの表情に戻っていて。一瞬だけ泣き顔を見せて、それから感情を押し殺して娘と対峙したんですよ、このママ。

岡村美南さんドナはソフィの言葉聞いたら嬉しくなっちゃってずっとニコニコしちゃってたけど、えばちゃんドナは感情をどこまでも押し殺して「母として在るべき姿」としてソフィと向き合うんです。自分が感情に素直になってしまったらきっとダメになっちゃうから、そうならないように自分の中の感情を遠ざけるんです。

そうして歌い始まるSlipping。以前聴いたときよりもはるかにソフィへの愛情がこもっていて、優しくゆっくりとソフィの背中に語り掛けるように歌っていたのが印象的でした。だけど現実のソフィと向き合うときはあくまで母としての距離感を保ちつつ。それが凄くお母さんだなぁ…って思いました。ソフィが可愛くて愛しくて仕方ないのは凄く伝わってくるのに、ソフィにはその愛情を伝えられない。

でも不器用ながらに伝えるのが、「本当に綺麗よ」の一言。えばちゃんドナははっきりとした声で言うんですよね。それがまた凄くえばちゃんドナらしいなって思いました。そしてラスト、ソフィに「誇りに思ってるわ、ママを」と言われたえばちゃんドナが、ソフィを見送る際に表情を歪めて顔を俯かせて肩を震わせて泣いていたのが印象的でした。ずっと感情を押し殺していたからこそ、ここで爆発させて1人で静かに泣くのが本当にたまらなくて…。切なかったです。お母さんってきっとこうなんだろうなって。えばちゃんドナのお芝居に説得力がありました。

なので、改めてえばちゃんドナを観てみると岡村美南さんドナと全然タイプが違うなぁ…って思ったし、意外と岡村さんドナはこうだったのかも…と再認識できる瞬間もあって楽しかったです。どっちがいいとかじゃなくて、どっちも違って素敵。だから私、ドナというキャラクターが大好きなんだなぁって感じました。演じる俳優さんによってドナの生き方も性格もまったく変わるけど、どんなドナも大好きなんです。今回のえばちゃんドナも本当に愛しさしかなくて、元々大好きだったけどさらに好きになりました。

もっと観たかった気持ちもありますが、でもこうして最後にえばちゃんドナをまた観ることができて本当に嬉しかったです。やっぱりえばちゃんドナ最高です!戻ってきてくれてありがとうございました!大好きです!

ソフィ・シェリダン:若奈まりえ

まりえちゃんソフィ、前に観たときからさらに進化しててビックリです。そしてまりえちゃんいつもですが千穐楽は特に気合い入ってるんですよね〜。凄く伝わってきました(笑)

歌もバッチリでしたし、すべてにおいて絶好調。久しぶりにえばちゃんドナとの母娘の絡みや慈夢さんスカイとのラブラブな絡みを観れたのも嬉しかったです。だから、岡村美南さんドナと組んでいたときとはまた違ったまりえちゃんソフィの魅力を発見できたような気もして、なんだか新鮮な気持ちで観ることができました。

岡村美南さんドナと組んでたときって、まりえちゃんソフィが凄く自立していて一方の岡村さんドナは子離れできなくて…と親子逆転現象が起こっていて、それがまた面白かったんですよね。凄くまりえちゃんソフィが大人びていた印象だったんです。

でもえばちゃんドナと組んでみると凄く娘っぽいというか(笑)えばちゃんドナがちゃんとお母さんしてるからっていうのもあるし、まりえちゃんソフィが本当にえばちゃんドナに似てるのもあるし。仕草とか性格とか。それが凄く親子の血の繋がりを感じて、まりえちゃんソフィがより子供らしく見えるんだなと思いました。組む相手が変わるだけで印象も大きく変わるもんだなぁ…という気付きができて楽しかったです。

冒頭の「もう忘れちゃった…」のドナの真似はマジでえばちゃんの特徴捉えてるし、個人的にめっちゃ似てると感じたのがThank You For The Musicで「だって私の結婚式なんだもの!」とサムに言うときの言い方でした。凄く強く言い返していて、その語尾の強さとか強引さとかがめっちゃえばちゃんドナに通ずるものを感じて、個人的に感動していました(笑)

あとはSlippingでも「時をどうか止まってお願い」の直前にギュッと顔を歪めて泣きそうになっていたのも印象深かったです。泣くのを一生懸命こらえて大人の階段をのぼろうとしている感じも、なんかえばちゃんドナっぽいなって思いました。私もこれまでたくさんシェリダン母娘の組み合わせを観てきましたが、ここまで親子という設定に説得力のある組み合わせってなかなか出会えないので、えばまり母娘の誕生は奇跡だと思います…。

細かいところをレポしていくと、お酒一気は今回全部は飲み込めなくてしばらく口に溜めた状態で、まちまりさんアリとかにぶっかけようとしてたのかな?そのあとなんとか飲み込んで、残りをあとから飲んでいました。まりえちゃん、横浜のときから一気苦手だったなぁ…というのを思い出して懐かしさが込み上げました(笑)

Knowing。ソフィと睨めっこできる席だったので、今回もガッツリまりえちゃんソフィを見つめてきました。最後の最後でまたまりえちゃんと睨めっこするという思い出ができました(笑)コロナで前3列空いてるからいいけど、ガチの最前だと恥ずかしいですね。目の前でまりえちゃんソフィと芝さんサムのやりとりを観られて嬉しかったです。

そんな感じかな?今期はまりえちゃんソフィをたくさん観てきて、贔屓の娘みたいに愛しく思うようになりました。だからこうして元気いっぱいのまりえちゃんソフィを観られて嬉しかったし、まりえちゃんのソフィを演じるにあたってのアプローチとか解釈とか凄く好きだったので、このキャスティングは大正解だったと思います!めっちゃ大好きなソフィでした!

ターニャ:八重沢真美

福岡初日ぶりの八重沢さんターニャ!なんかもう八重沢さんってやっぱり凄いんだなっていうのを再認識できた観劇になりました。というのも、ターニャを演じてもう10年以上経っていて、それでもなお現役で同役を演じ続けていて、美しさも絶対的存在感も健在っていうのが凄すぎて…。

正直横浜や福岡で観たときにちょっと高音出にくくなってきたかな…という心配もあったんですけど、今回は絶好調で高音もばっちり出ていましたし、全体的に八重沢さんターニャの魅力が大爆発していたような気がします。とにかくお美しい。ターニャそのものっていう感じでした。

わりと高倉さんも恒川さんもお笑いに走る部分があったりしますが、八重沢さんはありのまま演じている印象ですかね。面白いと思ったら「アハハ」って豪快に笑うしそうでなければ振り切らないしって感じで、その生き様がもう八重沢さんターニャの魅力なんだなと再認識しました。高倉さんと恒川さんのターニャがバイタリティ凄すぎて私の中のターニャ像がそっちに引っ張られていたんですけど、八重沢さんターニャを観て原点回帰したような感覚です(笑)

そうだよな、ターニャって上品な人なんだよきっと…となりました。ザ・セレブの上品さと美しさを兼ね備えていて、男の子たちはまったく相手にしてなさそう。大人の女性をからかうんじゃないよと余裕たっぷりに歌ってみせるダズユアは最高でした。髙橋徹くんペッパーとの組み合わせも数年前からずーっと観てきたので、もはや懐かしさすら込み上げました。凄く良かったです。

あと、1幕DQでドナがファンキーになって登場するところで八重沢さんターニャが「フォー!」って叫んでたのが驚きでした(笑)八重沢さんめっちゃテンション高い!って嬉しくなりました。千穐楽だから気合いが入っていたのかもしれませんね。いやもう今期は色んなターニャを観れましたが、最後に八重沢さんターニャを観られて嬉しかったです!おかえりなさい八重沢さん!

ロージー:秋本みな子

福岡初日ぶりの秋本さんロージー!会いたかったです!しばらくずーっと増山美保さんのロージーを観ていたので、秋本さんロージーがめっちゃ上品で両者の違いに笑いそうになりました。全然タイプ違いますもんね…。秋本さんの上品なロージーも大好きです。

八重沢さんターニャとの掛け合いはもう息ピッタリで、2人が長年の友人であるということにも説得力がありました。そして何をするにも上品…。なんというか貧困なドナとの格差も感じられて、2人がそれぞれ人生成功している感じが出ていて凄くバランス良かったです。

そして秋本さんロージーは老いの表現も凄く自然。たとえばDQでしゃがんだときに腰をやっちゃう仕草とかも、増山さんロージーは「はしゃぎすぎだよ、ざまあみろ!」っていう感じですけど、秋本さんロージーはそのまま腕もピンと張ったまま固まっちゃってて、その状態で椅子に座らされてて凄く老いを感じました(笑)そういう些細なお芝居が本当に上手だなって思います。

あと歌が上手。上品な上手さ。もう増山さんロージーに毒されすぎてて小学生みたいな下品なロージーに慣れてしまったので、久々の秋本さんロージーの上品さにひたすら驚いてました。もうこれは「おばちゃん」ではなく「マダム」と呼ばせていただきたいです。

そんなわけで久々に秋本さんロージーを観れて凄く嬉しかったです。個人的に1幕DQラストでバナナをバチ代わりにしてエアドラム演奏してる秋本さんロージーが可愛くて大好きだったので、そこもばっちり目の前で観られて幸せでした(*’ω’*)

サム・カーマイケル:芝清道

やっぱり芝さんサム最高に面白かったです!なんでこんなに面白いのってくらい芝さんサムってイキイキしてるんですよね…バイタリティーが凄すぎる。そりゃえばちゃんドナが狂犬発動するわって納得できるくらいやかましいし、仕草も凄く細かいので見応え抜群でした。

相変わらず初登場シーンは細かく建物を見るし触るし乗っかるしやりたい放題。Thank You For The Musicではうろたえ方が尋常じゃなくて、ソフィの言葉にも首を振って全力拒否するんですけどそのときほっぺがぷるぷる震えててブルドックみたいで可愛かったです(笑)

そのあとも部屋のキーを受け取ったときに、ハッとなって慌てて上手のほうに歩いて行って投げようとして坂本さんビルに止められ、堀米さんハリーにも止められ…。観念して机の上に座らされますが内股になって頭を抱えるようにして自信なさげで、ずっと俯きながら顔をぷるぷる震わせていて、震え方がブルドックみたいでした。ほっぺのお肉が揺れるのめっちゃ可愛い(笑)

そして至るところでファンキーな一面が見えるのも芝さんサムの好きなポイントです。ママミアのラストで「フォー!」って声あげながら脚上げるのも凄いしそのあとのノリノリで歩く姿もマイケル・ジャクソンみたいだし(笑)もう陽気なおじさんすぎて最高です、本当に。

2幕はS・O・SであったりKnowingであったり出番は多いのですが、芝さんサムはナンバーごとにちゃんと感情を露呈させていて、凄く分かりやすく心情を伝えてくださるのが好きです。ドナに対する愛情もソフィへの親心も、しっかり相手に伝えようとしてくれるのが優しくて好きです。今回のKnowing前の「僕は経験済みなんだ、純白の結婚式に~」の台詞の被せ方はかなり強引でしたけど、逆に前のめりな感じが芝さんサムらしくて好きです。もう「好き」のオンパレード!

あと声の調子も良かったのか高音もすんなりと出ていて安心しました。音量はやっぱりマイクの問題かちょっと聴こえにくいところもありましたが、ザ・芝清道って感じの野太い歌声を披露していて素敵でした。でもS・O・Sのえばちゃんドナとのハモリはそれぞれの声質的にそこまで…かも?声質の相性って難しいですね。

そして結婚式のシーン。ドナに言う「21年間、ずっと君を愛してきた」の台詞の言い方が3月に観たときと変わっていました。前は「21年間…ずっと君を愛してきた!」という感じで最初の「21年間」は静かに言いつつ「ずっと君を~」からは勢いをつけるように言っていたのですが、今回は最後までゆっくりと静かに。怯えながらも温めていた想いを大切に慎重に伝えていこうとしていて、どれだけドナを愛しているのかが伝わってきました

で、ドナがプロポーズを受けて晴れて夫婦になったサムドナ。えばちゃんドナ相手にもお姫様抱っこを決める芝さんサムは、千穐楽だからなのか「ホイッホイッ」と声出しながらえばちゃんドナをさらに持ち上げていてもはや胴上げ状態(笑)芝さんの腕力が凄すぎて尊敬します(笑)

からのブーケトスでは、キャッチしようとするターニャたちを見守りつつえばちゃんドナが芝さんサムの肩に甘えるように頭を乗せてて、芝さんサムがそんなえばちゃんドナの頭をなでなでしてたんですよ!!なにそれ!!!サムドナ尊すぎやろ!!!!!あまりにも自然にいちゃいちゃしていたので、サムドナ美味しい…となりました。下手にみんな捌けていくときも、えばちゃんドナが芝さんサムの腕にしっかり絡みついてて頭コツンとしながら歩いてて、狂犬だったえばちゃんドナが一気に愛猫みたいに芝さんサムにゴロゴロしてたのがたまらなかったです。

芝さんサム、そういうところちゃんと需要分かってますよね…。えばちゃんドナとの新婚夫婦のラブラブっぷりをしっかり私たちに見せつけてくれる感じ、もう完全に理解されてる…。怒涛のサムドナ供給に悶え死にそうになって窒息しそうでした。本当にありがとうございます^^

ということで最後の最後にまた芝さんサムに出会えて幸せでした。芝さんのサムって観れば観るほど愛しくなっていって、どんどん好きなポイントが増えていきます。初演キャストを2021年に観れるなんて、私たちは恵まれていますね。また次回再演があったら、そのときも出会えますように…!

ハリー・ブライト:堀米聰

お久しぶりの堀米さんハリー!京都で観るのは今回が初めてかもしれませんね。相変わらず優しさに溢れたハリーで、一緒にいたら「楽しい」っていうより安心できそう。癒やされるし、荒んだ心が安らぎますよね。狂犬のえばちゃんドナがあんなに安らいだ表情していたんだから、相当堀米さんハリーは当時からドナにとって素敵な人だったんだと思います。

そして堀米さんはハリーのことを凄く細かく研究されているのかなって思うくらい、すべての瞬間がしっかりハリーなのが凄いです。もちろん演じる人によってハリーの性格も人柄も変わると思うのですが、堀米さんハリーは凄く一貫していて、細かい部分までちゃんとハリーなんですよね。たとえばギミギミで机の上に座らされて女の子に責められている?ときの座り方も、脚を広げずにちょこんと座っていて、そういうところがめっちゃハリーっぽい(笑)

Our Last Summerではえばちゃんドナにモーニングクロワッサンを渡したら、えばちゃんドナがそれを半分にして1つはえばちゃんドナが食べてもう半分をヒョイッて堀米さんハリーに投げたんですけど、ちゃんとキャッチしてモグモグしていました。そういうやりとりも可愛い。えばちゃんドナにとっての心の拠り所だったんだろうなっていうのがうかがえるOLSでした。

あとは久々に観たらヴレヴの堀米さんハリーの「いえぇす!」がめっちゃ可愛くて悶えました。堀米さんハリー、マジで可愛い。凄く愛嬌がありますよね。なんか小日向文世さんみたいな可愛さある。最後にまた堀米さんハリーにも会えて嬉しかったです。

スカイ:吉岡慈夢

最後にまた慈夢さんスカイに会えて嬉しかったです。しかもまりえちゃんソフィとの組み合わせは福岡で観てめっちゃ好きになったので、ラストにまた実現できたの奇跡かと思いました…。まずイケメンだし背高いし笑顔が素敵だし歯が白い(笑)スカイはフレッシュさがあってほしいと個人的に思っているので、慈夢さんはピッタリなんですよね。もう理想のスカイでした。

レイオール。慈夢さんは歌も上手いので安心して聴いていられるのが本当にありがたい…。そして色々面白いこともしてくれるから2倍楽しい。なんだか他の方のレポを見ていたらここ最近はまりえちゃんソフィと色々やりとりをしていたみたいですが、今回は千穐楽ということもあってか王道パターンでした。慈夢さんスカイがふぅ…っとラブを送ってまりえちゃんソフィがそれをダイレクトに受けてイチコロに。今度はまりえちゃんソフィが両手でハートを作って慈夢さんスカイに攻撃。慈夢さんスカイもそれを受けてバタッと仰向けに倒れていました。

相変わらずのいちゃいちゃっぷりは観ていて楽しかったですし、この2人は紆余曲折あってもちゃんと幸せになれそうだなと思います。まりえちゃんソフィがしっかりしているし、慈夢さんスカイもちょっと未熟な部分はあるけどソフィのことを凄く真っ直ぐに愛しているし、間違いなく上手くいくでしょう。

そしてヴレヴで何も事情を知らない慈夢さんスカイが、慌てるまりえちゃんソフィの両手を取って大きくブンブンさせながら強引に踊らせていたのは笑いました(笑)そういう能天気なところも若さゆえって感じがして愛しいですね。一方でドナとのペアダンスは正直何やっているのかまったく分からないんですけど、大きく体を逸らせて「おいで」とでも言うように両手を広げて、それから自身を抱き締めていて、えばちゃんドナがカメラマン?になってくれていたっぽいので色んなポーズをしていたのかな。凄く謎で可愛かったです。

一方で2幕のソフィと口論になるシーンでは、叱責するというよりも自分を頼ってくれなかったことの失望感とかショックが感じられる口調で、それでもちゃんとソフィへの愛情は忘れずに伝えていたのが印象的でした。ちょっと不器用な感じとかも好きです。若いなりにソフィの父親代わりを務めようとする姿も愛しいですし、慈夢さんスカイは本当に等身大なのが好ポイントでした。

結婚式でソフィに「愛してる!」と告げる瞬間の言い方も笑顔も凄くキラキラしているし、なんでこんなに真っ直ぐな好青年なんだ…!?慈夢さんスカイの誕生は今期マンマをやった意味を生み出してくれたと思います。本当に素敵なキャスティングでした。最後にまた観れて嬉しかった~!

>>次のページからは特別カテコの様子など!

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