2015年8月9日マチネ 劇団四季『マンマ・ミーア!』千秋楽@名古屋




マンマ・ミーア!
この記事は約11分で読めます。
ゆうき
ゆうき

名古屋マンマの千秋楽行ってきました!

日時:2015年8月9日マチネ公演
場所:新名古屋ミュージカル劇場
座席:1階S席C列24番




はじめに

先行に参加してみたらかなりの良席が取れてしまったため遠征を決意したマンマ楽。
きっと今回でしばらくお蔵入りになりそうな予感がしたので、見納めという気持ちで観劇してきました。
開演前に名古屋住みのフォロワーさんと会って食事をしてきました。
自分が遠征してフォロワーさんと現地で会うって初めてだったので嬉しかったです。

さて、東京の時とはがらっとキャストも変わっていたりして、とても楽しみだった名古屋マンマ。
色んな人がデビューして、いつもキャス変チェックしながらドキドキしていました。
そしてつい数週間前に青山ロージーの復帰。
もうもしかしたら観ることが出来ないんじゃないかと思っていたので、とても嬉しかったです。
青山さんは演出スーパーバイザーにもなったため、色々と演出も変わっていました。
昔のマンマの演出が戻ってきたりと、昔から観ている方には懐かしい演出もあったそうです。
そういう新しい演出の部分も含め、色々と書いていきますね。

まずは、名古屋の劇場がマンマ仕様になっていたことがとても素敵でした。

そして名古屋のトリオキャンペーン。

なんか…トリオキャンペーンの特典がちょっと実用性なくてしょぼくてびっくりでした(笑)
東京の時みたいにペンライトとかのが全然実用性あるしカテコで使えるし、で良かったのにね。
まぁ、でも記念にいただいてきました!

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

ドナ・シェリダン:井上智恵

楽は江畑さんで、SOM初日のマリアを智恵さんがやるのだと予想していたからびっくり。
東京公演以来の智恵ドナ。
やはり智恵さんのドナは凄く自然体で、あまり演技をしている感を出さないから凄く好きです。
東京の時よりもさらに細かい部分とかも表現されていて、より素敵なドナに仕上がっていました。
良い意味でおばちゃん感のあるドナなので、そういう部分もリアルだしいいと思います。
ちょっと昔ロックバンドをやっていたような体のキレは感じられないですけどね(笑)
歌はThe Winnerの高音とかは裏声を使いますが、その分丁寧で樋口ドナや江畑ドナとは違う印象に。
もっと力強さが欲しいのは否めないですが、智恵さんはその点お芝居が魅力で素敵だなと思いました。
チキチータ前の「私本当にバカだったわ…」の台詞、東京公演では流れるように言ってベッドに倒れたのですが。
名古屋では、ベッドの横に立って俯きながら、本当に悔しがるように「私本当にバカだったわ…」と言っていました。
流れるように言うとちょっとコミカルで面白いんだけど、ここで間を空けて言うとより深みが出ていいな。
それと、ダディーズとの対面シーンで堀米ハリーを見つけた時に「ハリー?!わっ、えへへ!」って喜んでて可愛かったです。
色々挙げればキリがないんですが、そういう細かい部分でドナの可愛さとかがしっかり出せていたと思います。
より魅力的なドナになっていました。

ソフィ・シェリダン:齋藤舞

初めましてだった齋藤ソフィ。
東京公演ではどうしても岡本ソフィの印象が強かったため、齋藤ソフィがどんな感じなのか気になっていました。
まず見た目がちっちゃくて小柄で凄く可愛らしいです。
岡本ソフィがやんちゃで元気な印象だとすれば、齋藤ソフィはややおとなしめでおしとやかな印象。
でも年頃らしい女の子らしさもあって、元気もあるし、確かに智恵ドナの娘だわって感じのソフィでした。
樋口ドナの娘が岡本ソフィっていうのに凄く説得力があるように、智恵ドナに凄くそっくりな娘って感じでしたね。
何より私的には、齋藤ソフィの声が凄く可愛いなぁと感じました。
刺々しさがない可愛らしい声で、でもしっかり主張する時には力強さがあって。
それは歌声も同じで、ナラをやっているのもありますし、力強さはしっかりと感じることが出来ました。
ただ岡本さんのが声量は遥かにあるでしょうね、もしくはマイクが絞られていた…?なんてことはないかな。
KnowingでもSlippingでも泣いていた齋藤ソフィ。
特にSlippingでは智恵ドナと向かい合って歌う時に涙が一雫右目からこぼれたんですね。
その涙が凄く綺麗だなぁ…と思いました。
名古屋公演を支えた齋藤ソフィ、とても可愛らしくて素敵でした。

ターニャ:光川愛

久しぶりの光川ターニャはやっぱり面白かったです。
八重沢ターニャとはまた違った魅力があって、まぁ当然ながら若さ溢れるターニャなのでとても元気で。
顔立ちもとても綺麗な方なので、ロージーに「もう随分と整形したものね」と言われるのもなんか納得。
青山ロージーとの絡みは今回初めて観ることが出来たんですけど、久居さんとは違った絡み方で面白かったなぁ。
歌唱力もあるので安定して観ていられますし、とても良かったです。
山本ペッパーにじろじろ見られている時に凄く嫌そうな顔するのが良かったなぁ。
これ、東京公演の時にはあまりやっていた印象がなかったから、細かい部分も磨かれていた気がします。
ブーケトスも転んだり落としたりしないで本当良かったです…。
光川さん結構失敗していたので毎回ヒヤヒヤしながら観ていた記憶がありましたが…(笑)
全体的にドナ、ロージーとの身長のバランスも良かったし掛け合いも面白かったし、光川ターニャ素敵でした。

ロージー:青山弥生

おかえりなさい青山ロージー!
もちろん久居ロージーも観るたびに良いなと感じてはいたけど、やっぱり青山さんのロージーは面白い!
とにかくオフマイクが多くて、やっぱり演じている感を出さない自然体なお芝居が素敵です。
光川ターニャとの絡みはとにかく面白くて、しょっちゅうお互いの体をソフトタッチしていました(語弊)。
個人的に良かったのが、ドナ部屋でドナに「あなたたちには笑える思い出だろうけど~」と責められる時。
久居ロージーと光川ターニャの時は、反省するように隣に並んで俯きながらショボンとするんですが。
青山ロージーと光川ターニャだと、青山ロージーの肩に光川ターニャが両手を置いて「やっちまった」みたいな顔してて(笑)
色んなところに遊び心が感じられる仕草だったり表情だったりをするので、ロージーがより可愛く見えました。
あと、マネマネの時にソフィに後ろから抱きつかれる時の齋藤ソフィとの絡みも可愛かったなぁ…。
本当に小柄なので、齋藤ソフィにしろ光川ターニャにしろわちゃわちゃする時の身長差が可愛くてキュンとします。
歌に関しては本当に申し分ないです、圧巻でした。
野中ビルとのやりとりも最高でしたし、最後に青山ロージーが観れたのは本当に嬉しかったです。

サム・カーマイケル:阿久津陽一郎

東京公演の時には髪がぺったりとしていたけど、今回は襟足が伸びてちょっとかっこよくなっていました。
以前もそうだったんだけど、阿久津さんって毎回違ったお芝居するので面白かったんですよね。
今回も東京公演の時から随分と違ったお芝居をしていて凄く新鮮でした。
特に今回はかなり感情的になりやすかった気がします。
SOS前にバグパイプにスケッチノートを叩きつけるところとか、静かに言うんじゃなく完全に吐き捨てるように言ってました。
「分かったよ好きにすればいい!」ってかなり怒っていましたね。
しかし、Knowing前のソフィとスカイの喧嘩をとめる時とかの台詞の言い方は面白かったりして。
本当に絶妙なんですよね、台詞の言い方とか。
それでいて歌はとにかく安定していて、「喉からCD音源」ですまさに。
The Winnerの時に、ドナが「他の人を愛した時私のこと思い出した?」と問いかける時とか。
そっと目を閉じて耐えるように、というか…なんか切ない表情をしていたのがとても印象的でした。
ドナのことが今でも好きなのに彼女に対してしてしまったことへの罪悪感とかが凄く感じられました。
東京公演の時に比べ、より素敵なサムになっていました。

ハリー・ブライト:堀米聰

初めましてだった堀米ハリーですが、もう…可愛い。
登場シーンで「船があんなに揺れるなんて」と言ってからずーっとお腹さすっていたんです。
どれだけ弱いのぉ…と思いながらも、そんな弱っちい堀米ハリーが可愛かったです。
明戸ハリーとは違ってどちらかというと百々ハリーにタイプは似ている感じかな。
おとなしめで落ち着いたハリーでした。
凄く優しさも滲み出ているし、だけど凄く可愛らしいですし。
ヴレヴで「イエス!」って声を張り上げるところとか、めちゃくちゃ可愛くてキュンとなりました。
歌もしっかり声が出ていたけど、途中高音がきつくなりそうな予感がしたかな。
なんとか持ち堪えていたので安心しました。
堀米ハリー、ぜひもう一度観たかったと思うくらい凄く優しくて落ち着いていて可愛らしかったです。

ビル・オースティン:野中万寿夫

やっぱり野中ビルは最高でした!
野生児って感じが見事に伝わってくる自然体で自由人な雰囲気そのままです。
ふざけるのも全力だし、でもだからこそ真面目なシーンの真面目なトーンは凄く落差があって。
青山ロージーとの絡みも、お互い初演から共演しているのもあり息がぴったりだし面白いです。
ソフィに父親なのかと尋ねられた時の慌てようもリアルで面白いですし。
そういえば、ヴレヴの青山ロージーとのダンスがまた独特で面白かったなぁ。
そしてなんといってもTake A Chanceは最高でした(笑)
あの慌てっぷりもかなり面白いし、ちょっといやらしい声出したりするのもツボです(笑)
本当に野中ビルがいるだけで面白さが数倍違いますね。
とっても面白くて素敵でした。

スカイ:岸佳宏

東京公演は玉城スカイが長かったからなぁ。
久しぶりに違ったスカイを観ることが出来て嬉しかったです。
まず、岸スカイは絶対にむっつりです。
とにかくソフィを見る目つきが物凄くいやらしくて、常にエロいこと考えてそう。
もうかっこいいとか通り越してかなり気持ち悪いくらいにいやらしくてエロそうでした。
でも歌は上手だし、やっぱり新鮮な感じがしましたね。
ただ2幕でソフィに向かって「式の前に顔を合わせるなんて縁起悪いよ」の台詞を噛んでしまい。
「式の前に顔をあ…合わせるなんて」と一瞬止まってしまったのにはヒヤヒヤ。
玉城スカイがかなり感情的に怒るのに対し、岸スカイはかなり静かに怒るので余計怖かったです。
「なんてこった」もかなりい静かに言っていましたね。
そういう意味でも、ちょっと大人なスカイだったなぁという印象を受けました。

アリ:原田麦子

麦子さんのアリ、めちゃくちゃハマり役でかっこよかったです。
スタイルが凄く良いので、とにかくかっこいいアリって感じでしたね。
ちょっと開口が目立っちゃうのが気になったところですが。
やっぱりダンスもキレがあるし、本当にかっこいいという印象がかなり強いでした。

リサ:若奈まりえ

若奈リサはお久しぶりでしたが、やっぱり可愛いですね。
麦子さんとの絡みも可愛いし、くりくりの目もキュートで本当に可愛いです。
特別カテコの時に凄く泣いていたのが印象的だったなぁ。
次マンマ再演の時にはソフィも出来るんじゃないかな。

エディ:嶺山秀平

ハンドコエディの印象がかなり強かったので、随分とあっさりした顔立ちのエディ…と感じちゃった(笑)
ヴレヴの時にペッパーと一緒にソフィを肩車する時に身長差のせいでかなり屈んでる嶺山エディが面白かったです。
色気というかエロさの点ではハンドコエディのが断然上かな。
ダズユアの時にターニャの胸元を覗くハンドコエディの目つきのいやらしさが今でも忘れられないくらいです。
嶺山エディはあまりそういうのに興味がないというか、割と純粋に青春してそうな感じ(笑)
でも爽やかなエディという印象で、新鮮で良かったです。

ペッパー:山本道

名古屋の番組とかでも結構いじられていたりと、結構話題になっていた山本ペッパー。
実際に観たらかなりちっちゃいし、なんか色々と気持ち悪くて最高でした(笑)
光川ターニャとの身長差がかなりあって、まさに「坊やちゃん」って言葉がお似合いなペッパーでしたね。
ターニャを見る目つきがいやらしくて本当にいい意味で気持ち悪くて良かったと思います。
すばしっこい感じとかも可愛いし、気持ち悪いんだけどなんか可愛くて愛しさがこみ上げてきました。

観劇の感想・考察

新しい演出として。。

ハニハニの時にソフィが持っている日記。
「1979」と書かれていました。
確か東京公演の時は「Diary」って書かれていた気がしましたけど。
それに合わせてか、「1979年。私が生まれた年よ」みたいな台詞が追加されていました。

Mamma Mia!前のドナとダディーズの再会。
サム「はぁい」
―イントロが流れ出すー
ドナ「あなた!覚えてるわ~」
と、あなたを言うタイミングが曲が流れ出してからに変わりました。
これは初演時の演出と同じですね。
まぁ、前みたいに「あなた!」って言ってから曲が流れ出してちょっと沈黙って変だったもんね。
ちなみに初演時の本当最初の頃は「あなた!」ではなく「お前!」だったみたいですけど。

The Name Of The Gameのソフィとビルのやりとり。
ソフィ「ビル…私のパパなの?」
ビル「……そうだと思う」
以前だとここでソフィが「これからどうなるかしら」と言い出しますが。
ビル「双子の妹がいるなんて言わないよね?」
ソフィ「ええ」
というやりとりが追加されていました。
これも元々あった演出だったみたいですね。

他にも多分あったと思うんだけど、もう記憶が薄れちゃいました…。

まとめ

ということで、ある意味新生マンマ。
名古屋では約4ヶ月ちょい。
チケットの売れ行きはあまり良くなかったみたいですが、愛されていたんだなぁと実感しました。

特別カテコがあり、千秋楽ということで挨拶もあり。
特別カテコは、ダイナモスのお決まりのやりとりがあってからのThank You For The Music。
このダイナモスのやりとりでは、名古屋の思い出みたいのを色々と話していました。
しかし、Thank You~はずるいですよ。
まさかのアカペラヴァージョンでかなり泣きそうになりました。

そしてヴレヴ。
最後にI Have A Dreamで、智恵さん、光川さん、青山さんから挨拶がありました。
中には涙ぐんでいる人もいて、凄く温かい雰囲気に包まれた千秋楽となりました。

幕が閉じても拍手は永遠と鳴り止まず。
10回以上カテコが続きました。
ちょっと長すぎですけどね、いい加減やめても良かったとは思うけど。

来た甲斐がありましたよ。
私が四季に再燃するきっかけとなった演目ですし、去年たくさん通いましたし。
色んな意味で思い入れのある作品でしたので、やはり見納めはしたかったですし。
名古屋に行って良かったなぁと実感しました。

本当に大好きな演目!
いつか私が結婚して子供が出来たら、絶対に連れて行きたいです。
心からありがとうございました。
千秋楽、おめでとうございます!

0

コメント

タイトルとURLをコピーしました