2021年9月26日マチネ 劇団四季『オペラ座の怪人』




オペラ座の怪人
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ゆうき
ゆうき

兄久保リピート観劇です!

日時:2021年9月26日マチネ公演
場所:四季劇場[秋]
座席:S席1階3列16番




はじめに

今週2回目の観劇です!水曜日に観た飯田洋輔さんファントム×久保佳那子さんクリスティーヌがあまりにも良かったのでリピートしました。前回はこの2人の感想しか書いていないのに10,000文字近くまでブログ書いてしまったくらい、本当に素晴らしい熱演でした。

お兄ちゃんも3週目に入ってそろそろ抜けちゃうかなぁ…とも思ったので、居ても立っても居られなかったです。オペラ座は色んな組み合わせで観るのが楽しかったりもしますが、その中で自分の好きな組み合わせと出会えるのは凄く幸せなことだと思います。まだまだチケットが取りやすいタイミングで兄久保が揃って本当に良かったです!

そういえば先日、オペラ座の25周年記念公演のBlu-rayが届きまして、ラミンとシエラの熱演が凄すぎてボロボロに涙流していました。劇団四季とは全然違ったアプローチの仕方で、ファントムとクリスティーヌの関係性も全然違って、色々と衝撃的だったしあまりの切なさに胸が締め付けられる思いでした。こんなの観たあとに実際にオペラ座観劇したら大変なことになるな…というのはすでに目に見えています(笑)やっぱり色んなものに触れてたくさん吸収すると視野が広がりますね。そんなことがあったので、今回のオペラ座観劇はより一層楽しみでもありました!

ということで、今回も兄久保のファンクリを中心としたレポになっていくと思いますがしっかり楽しんできましたので、ぜひ最後までお付き合いください!

総評

全体の感想です!

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

今回も激アツなトライアングルが観られて大興奮でした!洋輔さんファントムも久保さんクリスももちろんアツかったのですが、今回はいつも穏やかで落ち着きのある光田さんラウルがめっちゃアツかったので本当に終始激アツ…。クリスティーヌをめぐる三角関係がとても激しくて、心を揺さぶられました。ついつい口開けて観ちゃった(笑)

光田さんラウルは絶対にクリスティーヌをファントムに奪われたくないという気持ち以上に、何が何でもファントムを仕留めてやるといった気持ちのほうが強く、そのために一生懸命クリスティーヌを説得していたのが印象的でした。それもあってファントムとラウルの狭間で揺れる久保さんクリスの葛藤も色濃く出ていて、特に2幕のマネージャーシーンは見応え十分。登場人物みんなが必死に生きていることが伝わってきました。

もちろん奪う側のファントムも負けてはいません。お兄ちゃんファントムは相変わらず子供っぽいところがあって力加減が利かない感じもあり、強引で弱っちくて最高でした。連投3週目でありながら抜群の声量で美声を披露していて、それでいて歌声のコントロールが利くのも最高すぎる…。こんなにも抑揚のついた歌い方ができるのは才能としか言いようがないですよね。クリスティーヌへの想いを告げるために懇願するように歌ってみたり、感情に任せてぶつけるように歌ってみたり…本当に感情の機微が細かく歌声に乗っていて素敵でした。

そしてそんな激アツな男2人にアプローチをかけられている久保さんクリス。感情を丁寧に表に出しながらお芝居するのは変わらずでしたが、前方席で観たからなのか水曜日に観たときよりも解像度が上がって全然違った印象を抱きました。特にラストのお芝居は水曜日とガラッと変わったのか、凄く切なさ増し増しでした。久保さんクリスにとってファントムもラウルもどちらも大事だからこそ、凄く葛藤していて、そういった感情を剥き出しにしてお芝居していたのが本当に凄かったです。

メインの3人とも凄く魅力的なお芝居をされていたために、全編通して見応えしかありませんでした。やはり特にMOTNやAIAOY、PONR、2幕ラストは激アツ。洋輔さんファントムと久保さんクリスに関しては、今回感じたのが久保さんクリスって心酔しているというか支配されてるのかなぁ…ということでした。自分の意思で慕っているのかもしれないけど、そうではなくて弱い心に付け込んでファントムがクリスティーヌの心を完全に操っているように思えたんですよねー。

逆に紗衣さんクリスって心酔とまではいかないけど、ファントムの音楽の才能に惚れこんでいるところがあって、自我を持ちながらファントムと向き合うタイプのクリスティーヌだから「支配されている」とはそこまで感じないんです。

でも久保さんクリスは地下室に連れられてきてから、身も心もファントムに捧げてふわっとした夢見心地な感じでファントムの歌声に酔いしれていて、その瞬間は久保さんクリスの魂は本人の体から離れて別のところに行っちゃっているんじゃないか…とすら思えました。完全に心酔しちゃっているので、もはや自我を失ってファントムに支配されているのかなと…。そうなってくると、ファントムに対する敬愛の気持ちは久保さんクリスが本心から抱いているものではないのかもしれない…とも考え始めてしまいました。

いや、もちろんファントムを音楽の天使として尊敬しているし音楽の才能は認めているのは間違いないのだけど、地下室に連れられてからの久保さんクリスは心を支配されているようにしか見えなかったんです。だからその呪縛から解かれて自我を取り戻した瞬間に、怯え震えながらも彼を裏切れない…と雁字搦めにされているように思えました。

MOTNのアプローチが紗衣さんクリスとは全然違うと前回のレポでも書いたのですが、紗衣さんクリスはMOTNで雁字搦めになっている感じがあったんです。それって要は自我を保ちながらも歌声を聴いてしまうと体が勝手に動いてしまうからなのかな、と。そう考えれば、久保さんクリスがMOTNで完全に酔いしれた法悦な表情を浮かべているのは、自我が完全に失われているからなのか…とも思い、自我が戻ることで彼の歌声に支配されていたことを知って、ここで初めて雁字搦めな状態になるんだろうなーとなって(個人的に)辻褄が合いました。

加えて間近でファントムの壮絶な過去や美しいものに対する憧れの眼差しを見ているからこそ、彼を救ってあげたいと思う気持ちも事実なんだとは思います。だからこそ凄く葛藤していました。そういった想いが久保さんクリスのお芝居から伝わってきて、洋輔さんファントムとバチバチにぶつかり合っていてアツかったです。

なので洋輔さんファントムと久保さんクリスって共鳴し合った関係とか共依存の関係というわけではなく、久保さんクリスを完全に洋輔さんファントムが支配した形の関係性だなーというのが今回私が感じた感想でした。それもあって余計に洋輔さんファントムの独りよがり感も出て、温度差もあったように感じます。久保さんクリスがラウルを凄く愛しているので、残された洋輔さんファントムの孤独感と悲壮感はより一層強かったです。

2幕ラストの指輪を渡すシーン。ここも前回は久保さんクリスが微笑んで去っていったとレポしましたが、今回は泣き崩れそうになる表情を一生懸命押さえながら去って行って、果たして前回のあれは何だったのか…もしや幻を観ていたのか…?とすら思い始めております(笑)

でも今回も泣きそうになるときの表情が笑っているようにも見えたから、前回はそれを微笑んでいると勘違いしただけなのかなぁ…。でも前回は絶対笑っていた気がするんだよなぁ…。そもそも今回の久保さんクリスは、ファントムを受け入れようとするのではなくファントムに対する申し訳なさでいっぱいになって胸が張り裂けそうになりながら去っていったような佇まいだったので、アプローチの仕方が前回とはガラッと変わっていました。

なのでいつも通り残されたお兄ちゃんファントムは寂しさと喪失感でいっぱいで、1人泣いていました。いやねぇ…でも久保さんクリスが凄くラウルのこと大好きだから仕方ないんだわ…。前に観たときにこの2人は結ばれる可能性もあったのかなぁ…なんて思いましたけど、今回観てみたらそんなことはぜーんぜんなかった(笑)それならまだ紗衣さんクリスのほうが可能性高そうです(笑)

でもこうやって改めて観てみると気付けたポイントがたくさんあったので、リピートして良かったです。洋輔さんファントム×久保さんクリスはとにかくどちらもお芝居と歌がめちゃくちゃ上手いので、上質なオペラ座を観たい人向けだと思います。本当に歌が上手い。結ばれることはないけど、今回の兄久保ファンクリの関係性がある意味この作品の本質なのかもしれない…とも思ったし、確かにこれまでとも全然違うファンクリだったので新鮮でした。

冷静に解釈できたからこそ今一度考え直してみると、やはり洋輔さんファントムと組んでみて一番可能性がありそうなのは海沼さんクリスなのかな!もう一度海沼さんクリスとの組み合わせでも観たくなりました。

今回は自分なりに兄久保ファンクリの解釈ができたし、大好きなお2人をこんな素敵な席で観られたので大満足です!2度目のガチ最前列センターはやっぱり情報量が違ったし迫力もあったし表情も観やすかったので、前回よりもさらに楽しめました。ただ私がここ最近寝不足気味なのが祟って、長時間座ると腰が痛かったのと視力が良好ではなかったのが本当に悔やまれました。やっぱり観劇当日はコンディション万全で行かないとダメですね…。前日『鬼滅の刃 無限列車編』を見ていたからな…興奮して眠れなかったんだよな…。こればかりは反省しております。

一応細かい部分をレポしておくと、イル・ムートで相変わらず対照的な観劇態度を取る増田さんアンドレと平良さんフィルマンが可愛すぎました。河村さんカーラが音を粒立てて歌うところで、「はっはっはっはっ」という音に合わせて細かく頭を左右に揺らしていた増田さんアンドレが本当に可愛すぎてずっと観ちゃいましたよね(笑)その隣でふんぞり返って興味なさそうに目瞑っている平良さんフィルマン、マジでいい加減にしろって感じで可愛かったです。

そしてその直後のバレエシーンでブケーが首吊り遺体となって発見され騒然となっている状況で、木村さんマダムに手を引かれて連れていかれる松尾さんメグが泣きべそをかくような声で「ママアアア!!!」って叫んでいたのが印象的でした。ここ、先週19日に観たときに初めて「ママ」と言っていることに気付いたのですが、今回はかなり大きな声で子供みたいに泣きべそかくような感じで叫んでいて「メグちゃん可愛いね~~~~」ってなりました。松尾さんメグ、ことあるごとに木村さんマダムに「ママ」って呼びかけてるのが可愛すぎです。

そしていつも通りのちょろすぎる河村さんカーラは最高でした(笑)ちょろロッタと呼びたいくらいちょろくて最高です。永井さんピアンジもファントムに「ジジイのドン・ファンはせめて痩せてくれなくては」と言われたときに自分の体を自分の腕で抱き締めるようにして細く見せていたのが可愛すぎたし、ピアンジとカーラのカップルは本編の癒しすぎてキュンキュンしまくりでした(笑)

とりあえずはそんな感じかなー。特に大きなミスもなく最高に盛り上がって終わったので良かったです。今回は色々とコンディションがあまり良くなかったのもあって良質な観劇ができたとは言い切れなかったですが、公演自体は本当に素晴らしかったので生で観ることができて幸せでした。どんどんオペラ座沼にドボンしておりますが、今回もさらに好きになれるポイントをたくさん発見できたし、自分のオペラ座に対する解像度がどんどん上がっていくのが楽しくて仕方ないです。

そして何より大好きなお兄ちゃんファントムをたっぷり堪能できたので悔いはありません!今回も最高に素晴らしい公演をありがとうございました!

NEXT>>キャストの感想です!

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