2022年3月8日ソワレ 劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』@京都




ロボット・イン・ザ・ガーデン
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ゆうき
ゆうき

今週もステイだよー!!!

日時:2022年3月8日ソワレ公演
場所:京都劇場
座席:S席1階B列9番




はじめに

今週もステイでした!抜けるかなーと思ったりもしたんですけど、誰一人として変わりませんでしたね!そして私は先週から引き続き今週もずーっと京都にいるので、なんだかんだで安心しています!でもお金ないねヤバい!!!

まあ今回は会社の早上がり制度を使ってソワレ観劇です。岡村美南さんが抜けたら行かないつもりだったのですが、普通にいたわ…。嬉しい反面お金がマジでなくなるので焦りもありつつ。でもお金より大事なものがあるっていうのが私の考えだったりもしますから、悔いのない生き方をしたいなと思います。

ということで今回もしっかりと岡村美南さんのお芝居を観てきましたので、レポ始めていきます。ぜひ最後までご覧くださいませー!

総評

全体の感想です!

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

毎度のことながら、今回の公演めっちゃくちゃ良かったです…!なんだろうな、マジでめっちゃくちゃ良かった。週初めというのもあって俳優さんたちのコンディションは最高だし客席のノリも最高だし座った席も最高だし、すべてが最高すぎて幸せの極みでした。マジでヤバい。

今回も下手寄りだったので山下さんベンの表情に注目する機会が多くて、観ながら「あ、だからそうなるのか……」と気付けたポイントがいくつかあって楽しかったです。そして山下さんと岡村さんのお芝居が凄く良くて、チェンバーズ夫妻の距離感がたまらなかったので、キュンとなる部分がたくさんありました。

今回のチェンバーズ夫妻はお互い距離を見計らっている感じ。なんか照れ臭いというかぎこちないというか、いつになく初々しさがあってキュンキュンしっぱなしでした(エイミーが家を出てからの話)。冒頭の夫妻はもうどうしようもなく亀裂が入っちゃっていたけど、何だかんだお互いがお互いのことを大好きなんだなぁ…っていうのは伝わってきて、ほっこりしちゃいました。

この2人は出会ったときから相手に凄く運命を感じているカップルなので、ふとした瞬間に相手への愛情が感じられるのがたまらなく好きです。ちょうど朝に山下啓太さんがラジオに出演されていて、「夫婦の廃れた空気感を出すために、エイミー役の方と毎日話し合ったり稽古を重ねたりして研究している」って話していました。お互い「夫」「妻」の役って演じるのは初めてだったから、凄く難しかったでしょうね。

そういう意味では恋人の延長線上の夫婦って感じがして凄く好きです。熟年夫婦を演じるには想像だけでは難しい部分があるだろうし、そこを山下さんと岡村さんが毎日話し合って稽古を重ねていく中で自分たちなりにギャップを埋めて、夫婦像を作り上げてきたんだろうなぁ…って。初々しさはあるけど、お互いが出会った当時の想いを抱いたまま好きでい続けられる夫婦って感じがして、めっちゃくちゃ好きなんです。

でもふとしたきっかけですれ違ってしまう。その感じもすっごく伝わってきて、好きなのにすれ違ってしまうことって夫婦ならきっとあるでしょうし、リアリティも担保しながら演じられているのが非常に良いなぁ…と思いました。そして離婚だなんだ言いながらも連絡を取り合っているところがまた可愛いんだよね…。離婚届を送るとかそういう目的だとしても、メールで済ませりゃいいものをわざわざ電話しちゃうくらい相手のことが気になって仕方なかったわけだし、素直に声が聴きたかったんでしょ。知ってるよ、もう…。可愛い。

特に今回めっちゃキュンとなったのが1幕終盤の電話のシーンです。エイミーからかかってきた電話に出たときの山下さんベンの「はい、エイミー」がすっごく不思議そうな不安そうな声色でした。エイミーから電話がかかってくるのは別れてから初めてだったと思うし、怒ったまま出て行ったっきりだから彼女の反応が怖かったんだろうなぁ…って。何か間違ったことを言ってしまえば取り返しがつかなくなってしまうし、凄く慎重なのがうかがえます。

エイミーの問いに受け答えしながらどんどんいつもの調子を取り戻して、前を向きながらハキハキと喋り出す山下さんベン。そんな山下さんベンの声色に「あなたは前を向いてるんだ」と安心したように、でもどこか寂しそうな表情を見せていたミナミーが凄く可愛くてですね…。あんなに前を向いてほしいと思っていたはずなのに、自分がいなくても前を向けるようになったベンに少なからず寂しさを感じてしまったんだなぁ…っていうのが伝わりました。

ちょっと表情が翳ってから自分の気持ちに蓋をするように「離婚届送るわ」と一方的に通話を切ってしまうミナミーの悲しそうな表情もたまらなかったです。未練たらたらよ。可愛すぎなんですよ。この夫婦はなんでこんなにお互いのことが好きなの駄々洩れなのかしらと不思議になるくらい、マジでお互いがお互いのことを好きで仕方ないのが伝わりすぎて本当に死ぬほど可愛すぎました。

というか考えてみれば2幕でベンがエイミーに電話をかけるときも、エイミーが他の人と付き合おうとして前に進もうとしているのを知ってベンが「さよならエイミー!幸せに―!」って一方的に通話切っちゃうじゃないですか。なんか似た者同士ですよね(笑)

相手には幸せになってもらいたいし前を向いていてもらいたいっていう想いは持っているくせに、そこに自分がいないことがひどく悲しくて耐えられないっていうのが可愛すぎて無理です。だから通話を一方的に終わらせちゃうっていうのもなんだか幼稚だし、話し合うんじゃなくて一方的に相手から離れることでその悲しみを乗り越えようとするっていうのが不器用で可愛らしいです。それがお互いにお互いのことが大好きな山下さんベンとミナミーだからこそ、余計に説得力があってキュンとなりました。たびたび出てくる電話シーンは、マジで癒しです。

なので今回はいつも以上にチェンバーズ夫妻の可愛さを強く実感した観劇でした。「Gift」での2人も凄く恋している表情をしていたし、完全に運命を感じていたのが伝わってきて最高でした。ただひたすらに可愛かったです。だからもう今回は終始ニヤニヤだったし幸福感でいっぱいでした。あまり余計なことを考えず、とにかくチェンバーズ夫妻の可愛さに浸っていたのでマジで楽しかったの一言に尽きます。。。

あとは皆さんやることが面白すぎて腹筋が痛かった…。マジで笑わせに来てるでしょ。「絶対に笑ってはいけないロボット・イン・ザ・ガーデン24時」開催されてますよ。なので面白かった部分をレポしていきますね。

まずはブライオニー宅のシーン。バスルームに赤いバッグを置いたというポラリスの背中を咄嗟に叩くまちまりさんブライオニー。これ前にもやっていましたが、ポラリスはいうて機械なので叩いた手が痛い~~~ってなって「ちょっと!」と言いながら痛そうに手をひらひらして顔をしかめて、「バッグは定位置に戻してよ!」と言いながらまた手を痛そうにひらひらしていました(笑)自爆しちゃうまちまりさんブライ、めっちゃ可愛かったです。それを見ていたミナミーにも笑われていました。

そのあとのデイブとのやりとりは「捕まえた!」「捕まった~」でした。相変わらずのバカップル可愛い。

そしてマイクロンシステムズのシーン。今回も後ろのアンドロイドとポラリスたちを観ていたのですが、塚田さんロイドが本当に面白いんですよ。階段に座っていた塚田さんロイドが、隣の段をポンポンと叩いて帯津さんポラリスに「ここ座って」みたいにやって、帯津さんポラリスが座ったら両手でお茶を作法よく立てる仕草をやりだして、2人でお茶飲んでました(笑)

そしたら帯津さんポラリスが「そんなことしてないで掃除しろ!」みたいに階段を指すので、塚田さんロイドが掃除を始めるのですが、手を伸ばしたら連動するように片足をピーンと伸ばして上げて、タングのつるつるー!ポーズをやりながら掃除をし出したんです(というかむしろつるつるー!ポーズで遊びながら仕事している感)。帯津さんポラリスがそうじゃない!って怒るのですが、隣の古森さんロイドもやっぱり足ピーンって伸ばしながら掃除をし出して収集がつかない始末(笑)

そこにやまはるさんが来て、古森さんロイドが足ピーンってやりながら掃除するから、古森さんロイドの足の角度を調節して「この角度!」みたいに指導していました(笑)塚田さんロイドも「僕も僕も―!」ってやまはるさんに向けてやるので、足の角度を調節してあげてやまはるさんはその場を去っていったのですが、塚田さんロイドが無理やり体勢いじられたことで腰をやられたらしく痛そうにしていました(笑)ほーんとここのアンドロイドとポラリスのやりとりがめっちゃ可愛くて面白いのでついつい観てしまいます。塚田さんがマジで面白いです(笑)

そしてリジー宅のシーン。カイルがな……自走タイプのカイルがソファーの後ろで隠れている間、なーんか行ったり戻ったりしてるのがちらちら見えたんですよ。だって下手寄りですよ私…。なんでこの位置からそんなの見えるんやろって感じなんですけど、まーたカイルちゃんの隠れる場所が上手くいかなかったのかちょっとずつ隠れる位置を調整しているのが見えて腹筋死にそうでした(笑)

極めつけは秋葉原のシーンの本城おじさん。「私はここにいまーーーーーす!ここですよーーーーー!!!!」ってメアちゃんに大アピールしまくっていて、本当にうるさすぎて腹筋が死にました。本城さん、マジで声うるさすぎてそれだけでもめちゃくちゃ笑ってしまうのでずるいです。いやー、マジでずっと笑ってたなあ。楽しかった……。

カテコのタング締めは土ソワに観たときと同じで、1回目はタングがガムテープなしで登場してお辞儀するのでフラップが開いちゃって、山下さんがガムテープを持って登場するので貼ってあげるというパターンでした。2回目は一緒に出てきてお辞儀して終わりかと思いきや、タングが山下さんを突いて逃げ回ってそれを山下さんが追いかけるというパターン。何度観てもタングと山下さんのわちゃわちゃが可愛くて癒されますね。

そして長野さん&安田さんタングの場合は、2回目の全員登場カテコで下手に捌けていくときに岡村さんの手を取ろうとしてくれるんですよね。だから今回も岡村さんがタングと手を繋いで、山下さんとタングに挟まれるようにして岡村さんがニコニコになって捌けていくパターンのカテコを観られました。しかもちょうど目の前でそのやりとりをしてくれるから、ひたすらに眼福ですよ…。可愛すぎた。あんなに嬉しそうな岡村美南さんの表情をこんな間近で観られるなんて、幸せの極みじゃないですか……。いやーーーーー生きてて良かった!!!!!!

ラスト全員で登場するカテコは、お辞儀するときに長野さんが一歩早く頭を上げちゃって笑いながらもう一度頭を下げて、頭を上げ直したときに周りに笑われていて、やっちゃったって顔する長野さんも可愛かったし周りの皆さんの反応も可愛すぎました、そして何が起こったか分からずきょとんとしていた岡村さんも死ぬほど可愛かったです。マジでロボットカンパニーが癒しすぎました…。

そんな感じです!今回はあまり深いことは考えずに今起きているニュースとかも深く考えず、とにかく楽しく観劇できて幸せでした。色んなことを考えさせられるんだけど、それでもやっぱり行きつく先は「幸せになれて良かったね」という気持ちです。それはベンに対してもタングに対してもエイミーに対しても。悪を滅して、みんなが笑顔になれるラストは観ていてとても気持ちが良いし、温かい気持ちで心がぽかぽかします。だから純粋に楽しめたし、すっごく幸福感に満ちてふわふわした気持ちになれました。

平日ソワレだからお客さんも少なくて盛り上がり的にもどうかなぁ…って思ったのですが、週末に負けないくらいの熱量だったしカテコも盛り上がっていたし、凄く温かい客席でした。京都公演の平日ソワレ公演って凄く久しぶりに参加したのですが、なんかいいですね。こぢんまりとしているんだけど、凄く熱いの。週初めで俳優さんたちのコンディションも最高だったから余計に相乗効果で熱い公演でした。本当に観られて良かったです。

こんな週初めから幸せを享受して、岡村美南さん充できて、マジで幸せです。今回は客席に見学されていた方もお見掛けしたので、そろそろキャス変がありそうな予感…。なので今しか観られないであろうロボットカンパニーが作り上げる公演をしっかりと見届けていきたいと思います。今回の公演もたっぷりと堪能できて最高に幸せでした!

NEXT>>キャストの感想です!

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