2022年3月10日マチネ 劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』@京都(リハ見あり)




ロボット・イン・ザ・ガーデン
この記事は約12分で読めます。

リハーサル見学会レポ

ここからは第1回リハーサル見学会の模様をお伝えしていきます!

マチネ終演は16時30分頃でした。いったん劇場の外に出て、17時10分に再入場となります。だいたい16時50分頃には劇場入口前で整列を始め、当日のチケット・イベント参加の当選メール・電子会員証の3点を提示し、受付完了です。見せるものが多いので結構もたつきます。

コロナ前は現地で当日受付を行っていたので事前申し込みではなかったのですが、このご時世なのもあってか朝から並ばせるようなことはさせないっぽいですね。まあ人数も無制限にしてしまうのはよろしくないだろうから、事前申し込みという方法を取ったのかなと推測します。

さて、17時5分くらいに劇場ロビーにまで行くことができ、1~14番は下手寄りのドア付近で、15~28番は上手寄りのドア付近で待機することになりました。ちなみに当選メールにイベント時座る座席も指定されています。

ちなみに、リハ見お馴染みの配役なしキャスボは終演後だからか俳優さんの名前は貼られたままでした。

また座席は今回はJ列が最前列でした。私はK列のサイドブロック通路近くだったので比較的観やすかったです。だいたい50人前後いたのかなぁ…?100人はいなかったんじゃないかなと思います。ちなみにコロナ前とかであれば前3列を空席にして4列目あたりから座れたんですけど、ずいぶん遠くなっちゃいました…。仕方ないね。

では、早速ですが今回のイベントはリハーサルと質問コーナーの2部制だったのでそれぞれのレポを始めていきます!

リハーサル見学会

入場したときに行われていたのは1幕冒頭の「今日も明日も」。やっぱりそうきたかーって感じです。リハ見って通常、ダンスナンバーを中心に披露されることが多いので、これか「ラブダイバー」か「地平線を目指して」あたり来るのかなぁ…と思っていたのですが、やはり。

稽古着の俳優さんたちがそれぞれの位置でリハを行っています。今回のダンスキャプテンはリジー役の山崎遥香さんでした。やまはるさんはダンキャプなのでステージには上らず、客席からステージを眺めている感じになります。

でね、不思議に思ったのがやまはるさんは客席にいるのにステージ上にリジー枠がちゃんと埋まってる…ってことで。「え…?」と不思議に思ってオペグラで観てみたら、なんと相原萌さんがいました!さすがにめっちゃビックリしました。

で、そのまま観ていたらロジャー枠は鈴本務さん、ボリンジャー枠は佐野正幸さん、おばあちゃん枠は原田真理さん、タングは前田更紗さんと小原てつをさんが演じていました。ちょっと脳内パニックで大興奮です。あれ…今回の公演に出てない人たちがいる!?となって、めっちゃビックリしました。そんなことってあるの!?

いつもならソワレ開演前にリハ見があって、開演前のリハを観てから本編を観る…っていう流れが一般的でした。でも今回はマチネ終演後のリハ見だからそういうこともありえるのかー!と新発見です。Wキャストの俳優さんがリハに参加されているということは、そろそろキャス変が近いんでしょうね。いやもう不意打ちすぎてビックリです、マジで。それこそ佐野正幸さんは東京公演でも観られなかったから、まさかこんな形で拝見できるとは思わず、めっちゃ興奮してしまいました。

で、「今日も明日も」はやまはるさんの手拍子に合わせて動線を確認しつつ、最後は音をつけて馬のシーンまで通し。エイミーさんも出てくるかなぁ…と僅かに期待しましたが残念ながら出てきませんでした。特に気になる部分もなく、すんなりとこのシーンのリハは終了。

続いてヒースロー空港のシーンへ移ります。ここからはベン役の山下啓太さんも参加。凄いね、豪華すぎますよ。でもねー、いやねー、ヒースロー空港はエイミー枠出ないんだよなぁ…と思いながら観ていました(笑)

同じくやまはるさんが手でカウントを取って、それに合わせるように俳優さんたちが動いていきます。一通り確認してフィードバック。特に大きく気になるところはなかったものの、搭乗客たちの足の動きなどをもっとスムーズにできると良いなどとディレクションしていました。それを踏まえて音楽をつけて通しでリハ。

リハ見参加するといつも不思議に感じますが、衣装を身にまとっていない俳優さんたちが本編と同じように演じるのって面白いですよねぇ。ちゃんと本番と同じように演じているけど、やっぱりどこかオフなんですよね。そのイイ感じに気が抜けた声の出し方とか最高に好きだし、なんだか懐かしいなーって思いました。

そんな感じで2シーンのリハをやって終了。わりと全体的にスムーズに進んだリハ見でした。ダンキャプのやまはるさんも凄くマイルドなディレクションを行うし、ひたすら褒めるポジティブなダンキャプさんで、リハの雰囲気もいつもよりまったりとしていたので良かったです。なんだかロボットカンパニーらしくてほっこりしちゃいました(笑)

ということで、ロボットはプリンシパルもサンボで出演しまくるのでほぼフルメン。唯一出なかったのはエイミー枠だけでした(よりによって)。うんうん、そうだよね。会員限定イベって岡村美南さん出ないんだよね。知ってた。

多分2回目のリハ見のときは「地平線を目指して」と「TOKYO ELECTRIC TOWN」やるんじゃないかなーって予想しています。多分私は2回目は行かないと思うので(行けるなら行きたいんだけどね!)、行ける方がいたらレポお願いします!

質問コーナー

続いて恒例の質問コーナー。質問はイベント申し込み時のフォームに質問欄があったので、そこから選ばれた質問たちが質問箱に入れられて司会者が引いたものを回答していくという流れです。

今回の質問コーナーのメンバーはこんな感じになりました!

司会:長手慎介さん
回答:町真理子さん、小林唯くん、山田祐里子さん、帯津翔太さん

会員限定イベでありながらなかなかに豪華では…?まあ、唯くんは絶対いるだろうなって予想していたので案の定で笑いました。唯くんはイベント常連ですよね(笑)そしてやっぱり岡村美南さんはいなかった…。会員限定イベは出ないんだよなーーー!!!(2回目)

さて、長手さんが緊張のあまり回答者の自己紹介をスルーして質問を読み上げようとしたので総ツッコミが入りました(笑)下手から長手さん、まちまりさん、唯くん、山田さん、帯津さんというふうに並んでいたので、長手さんとまちまりさんの夫婦の並びはなんだかニヤニヤしちゃいましたね。

自己紹介

帯津さんから自己紹介。

帯津「ポラリスの帯津翔太です」
山田「ポラリスの山田祐里子です」
小林「マッスルレンタカーの店員をやっています、小林唯です」
長手「(3人を見ながら)ポラリス、ポラリス、ポラリスを売っていた人ね。カトウもやってるね」
小林「カトウもやってます」
長手「カトウがメインだけどね」

安定のおふざけ唯くんです。それを見ていたまちまりさん、めっちゃ笑いながら「自分はどうしよう~」って感じの顔してました。

町「えー、やりづらい…。どうしようかな。サンフランシスコのシンガーをやっています、町真理子です」
長手「ブライオニーもやってますね」
町「ブライオニーもやってます」
長手「そっちがメインだけどね。(まちまりさんを指しながら)ポラリスを買った人。(自分を指して)お金を払った人です」

長手さん本当に面白すぎました(笑)ひとまずおふざけ混じりの自己紹介はこんな感じです。

公演日のルーティーンは?

挙手制で回答とのことですが誰も手を挙げないので帯津さんに話が振られました。

帯津「僕はカンパニーだと若手なので一番早く来て、楽屋の加湿器を入れて、コロコロで掃除します」
小林「それ僕もやってます!」

何かとしゃしゃり出てくる唯くん(笑)タイムスケジュール的にどうなっているのかも長手さんが帯津さんから引き出そうとしますが、結局自分で全部話しちゃってました。

山田「ポラリスの背中には製造番号がついていて、その製造番号は取り外しができるんですけど、(帯津さんと)2人でつけています」

と言いながら、山田さんが帯津さんの背中に製造番号を貼る仕草、続いて帯津さんが山田さんの背中に製造番号を貼る仕草を披露してくれました。製造番号を貼り合いっこするのめっちゃ可愛かったです。

すると長手さんが山田さんに向かって「ちょっと後ろ向いて」と言うので山田さんが後ろを向いたら、ちょっと薄目のTシャツの下に背中が開いたキャミソール?みたいなものを着られていたので、長手さんが「おお~」と感嘆の声をあげていました。それを受けてまちまりさんが「なに!?」ってドン引きしていて、長手さんが「ほら、お客さんにも見ていただきたいと思って…」とタジタジに。

ひとまずこの質問は帯津さんと山田さんが回答して終了となりました。

自分と似ている・共感できる役は?

町「2つあって、1人はブライオニーです。私も弟がいるので、あと兄もいて男勝りなところが似てます。もう1人はリジー。動物を愛する心に共感できて」
長手「動物飼ってるんですか?」
町「実家でわんちゃんを飼ってて、うちでも猫を飼っています。なのでカイルのシーンが来ると自然と涙が…」
長手「自動的に涙が出ますよね」

自動的(笑)

長手「小林くんは?」
小林「マッスルレンタカーの店員ですかね…」

おふざけで言ったようで特にエピソードはなく…(笑)

小林「あ、カトウが似てます。できる男なんで」

相変わらずの唯くん節でした(笑)

行ってみたい場所は?

帯津「ランウェイが大好きなので、冨永愛さんとか…。なのでパリでパリコレを見たいです」
長手「歩けるんじゃない?」

長手さんたちに持ち上げられ、帯津さんがその場でパリコレを意識したランウェイを披露。めっちゃ様になっていてとても素敵でした!

続いて指名される唯くん。

小林「昔、イギリス行きたかったですね」
長手「『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の聖地ね。イギリスのどこ行きたかったの?」
小林「……タワー」
長手「ビックベン?」
町「……ロンドン橋?(橋やないかーい)」

名前が出てこないらしく、皆さんで考えるも長手さんが「学がないんで…」と結局答えは出ず終いでした(笑)次は山田さんが指名されます。

山田「海が好きなので、カリフォルニアに行ってみたいです」
長手「潜るほう?波に乗るほう?」
山田「サーフィンです。サーフィンが趣味なので…」
長手「あ、そうなんだ。僕、潜るほうです」

最後はまちまりさん。

町「ニューヨーク行きたいですね」
長手「ブロードウェイ?」
町「ブロードウェイ」
小林「それ僕も言おうと思ったんですよ!でもベタすぎるかなって」

唯くん(笑)

長手「やっぱり観劇旅行になっちゃいますよね~」

お気に入りのシーンや苦労したシーン・観てほしいシーンは?

一番多く寄せられた質問とのことで、絶対に答えたい質問とのことでした。

帯津「ロボットの動きを研究するために、ウィル・スミスさんの『アイロボット』という映画を見ました。で、一番苦労したシーンがボリンジャーにスタンガンを当てられて倒れたときに拳銃をタングと取り合うのですが、人と人であれば簡単に取れるものを機械同士が取り合うのでどうやったら引っ張っているように見えるかが難しかったです。タングの腕を強く引っ張っちゃうと怖いじゃないですか。だからタング役の先輩方や同じ枠の桒原駿さんからアドバイスをもらいました」
長手「本当は自分で(タングに拳銃を)渡してるんだよね」
帯津「はい、だからそう見えないように頑張っています」

山田「私もアンドロイドを演じるので、冒頭のシーンは近未来でアンドロイドが普通にいる世界を表しているので、どうやったらアンドロイドっぽく見えるかが難しかったです」

小林「僕はマッスルレンタカーのバイトですね…」
長手「それだけ!?」
小林「いや、全然関係ないんですけど、エイミーと電話して別れてそのあとにベンをタングが励ますシーンで、タングが階段を上がるときに1回目はわ~ってわざとやるんですけど、ベンは振り向かない。で、2回目本当に転んだときにベンはすぐ駆けつけるじゃないですか。だからベンはもう分かってるんだなって」

珍しく唯くんが真面目な回答をしたことに驚きつつ、確かに!となる内容で凄くハッとさせられました(笑)

町「稽古場で見ていたときは「ロボット・イン・ザ・ガーデン」ですね」
長手「あれは流れで見ると余計に泣くよね」
町「演じるようになってからは「Gift」が…」
長手「町さん毎回泣いてるよね」
町「2人が本当にピュアで…」
長手「だから町さんが観てほしいのは、「Gift」のピュアな2人と泣いている町さんですね」

夫婦漫才かな?

長手「僕は2幕の「TOKYO ELECTRIC TOWN」の岡村美南さんのスタッフさんです」
町「あーあれ!」
長手「姿勢の悪いスタッフさん。あれ、稽古のときに老婆役をやっている菅本烈子さんに「姿勢が良すぎる」って言われて、それから姿勢が悪い人をたくさん研究したんですよ。本当にいそうな感じの…それに僕らが躍っているときに踊り出すんですよね。ダサいダンス(笑)」

皆さんで岡村さんの姿勢の悪いスタッフさんの真似をしてました(笑)いじられてるぞ(笑)

長手「1回目はね、ベンとタングを観ると思いますが2回目3回目…となったときはぜひ(岡村さんを)観てみてください。あと、メガネも本来のメガネじゃないんですよ。本来衣装さんが用意してくれたメガネがあったんですけど、「これのほうが面白そうだから」って別作品から持ってきて演出家に掛け合っていて、こだわりのメガネなんです」

とのことです!長手さん、最後にめっちゃ最高すぎる岡村さんのエピソードを話してくださってありがとうございました!本人はイベント参加しなかったけど、本人いないところでこんなにいじられて裏話暴露される瞬間を目撃できてめっちゃ楽しかったです(笑)

こんな感じで約30分かな?リハ見と質問コーナーを堪能できました。久しぶりにイベント参加できて凄く楽しかったです!

まとめ

いやー久々のリハ見、マジで楽しかったな…。ステージからも遠い席になっちゃったし、事前申し込み制になったし、すっかりコロナ対策仕様のリハ見になっちゃいましたが、でもやっぱりこういうイベントがあるのいいですよねー。リハーサルも皆さんマスクして動かれていて、息苦しいだろうに…と思いましたが、そんな中でも毎日しっかり対策をして公演に挑まれているのだから凄いです。

本当なら今後のイベントも参加したいんですけど、多分岡村さん出てないだろうし、そもそももうお金なくて京都そんなに行けないので物理的に無理でした。オフステの内容とかも気になるし、めっちゃ色んな話聞きたいので行ける方はぜひともレポよろしくお願いします!

でね、裏話を聞いたり俳優さんたちがどんなことを意識しながらお芝居しているのかを聞いたりすると凄くハッとさせられることが多いんですよ。だからそう感じたのか!と合点がいくんです。それくらい、この作品はこだわりがあって、俳優さんたちの熱い想いが毎回の公演に込められているんだなと感じました。

それこそ岡村さんのラジオのお話は凄くハッとさせられます。きっと私たちがまだまだ知らないであろう裏設定もたくさんあるでしょうし、いつかそういう裏設定とか役作りとか裏話とか聞けたらいいなーと思いますが、目に見えるものを、肌で感じられるものを大切に、1回1回の観劇でたくさんのものを吸収していきたいです。

そして公四季さんがリハ見の記事をあげてくれていたので載せときます。

いやーーーそろそろキャスト変わりそうですね!佐野正幸さんはじめ東京で観られなかったキャストがめっちゃ観たいので来週あたり来てくれたら嬉しいな。というか岡村さんいつまでいるかしら。そっちが気になるけどな!

とにもかくにも、朝からラジオに出演し、公演にも出られてお疲れ様でした。岡村さんにとって新たな挑戦ともいえるエイミー役、本当に素敵なお芝居でした。秋葉原のシーンもあんなちょっとの出番なのに凄くこだわって演じられていたんだなっていうのを知れて、もっと大好きになりました。

本当に私の贔屓は自慢の贔屓です。

さて、次回は土曜日のマチソワ!しっかり観てきます!

2

コメント

タイトルとURLをコピーしました