2019年3月24日マチネ 劇団四季『パリのアメリカ人』@横浜




パリのアメリカ人
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ゆうき
ゆうき

急遽観劇してきました!

日時:2019年3月24日マチネ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
座席:1階S席2列12番




総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

何も言うことはありません。
日に日にパリアメカンパニーが大好きになっていってます。

大好きな下手寄りセンターで、マイロ堪能席ですから大満足でした。
この前13番に座りましたけど、1つずれるだけでもちょっと見え方が変わって面白かったです。
カテコではマイロよりもマエストロが割りと目の前に来る感じですかね。
でも、マイロの部屋のシーンは13番よりもさらに近くなるのでとっても見やすいです。

何が特に良かったとか、大きく変化したことはないんですけど…。
でも、今回で9回目の観劇でしたが今までで一番最高の観劇でした。
それくらい心打たれたし、凄く楽しめた公演でしたね。
1幕オーディションのシーンで去ろうとする村上今日子さんが転倒してしまうというハプニングがありましたが、それ以外は特にミスもハプニングもなく。
全体を通して、レベルアップした統一感のある舞台だったと思います。

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

リズ・ダッサン:石橋杏実

石橋さん、凄く表情豊かになったなぁ…って思いました。
リズが実はジェリーと踊るのを楽しんでいたりとか、婚約発表で動揺していたりとか…。
思った以上にリズって、多面的な女の子なんだな…と気付きました。
私が石橋さんに注目しなさすぎていただけかもしれませんけど、石橋さんもだいぶ余裕が出てきたのかなぁ…と思います。
表情で魅せるお芝居が良くなってきたし、リズがよりイキイキとしてきた印象を受けました。
これからもっと進化していって、素敵なリズになってほしいなと思います。

マイロ・ダヴェンポート:岡村美南

ここまで岡村さんだけに集中したのは久しぶりっていうくらい、岡村さんをひたすら目で追っていました。
多彩な表情や細かい仕草、しなやかな手の動き…どれをとっても本当に美しいと改めて感じました。
「ああ、岡村さんよくこの表情するよなぁ」って思うところもあれば「こんな表情するんだ」って新たな発見がある箇所もあって。
観ていて本当に飽きません。
そういえば、ジェリーをピカソに会わせるシーンでオフマイクでピカソを指しながらジェリーに「ピカソ♡」って教えてた岡村さんが可愛すぎて死にかけました。
そして今回印象的だったのが、But Not For Meでの表情。
まるでジェリーとのことを思い出すかのように、目を閉じながら歌っていて。
今までこんな風に感傷的に歌っていたっけ…って。
その表情を見て、CFYでSomeone To Watch Over Meを歌う岡村さんポリーを思い出しました。
マイロにとってジェリーってそんなに大切な人だったのかなって、考えただけで凄く胸が苦しくなりました。
今回、岡村さんに集中した結果、凄くマイロに感情移入しすぎてしまって。
物凄く泣きそうになりましたし心臓が痛くてたまりませんでした。
1幕の、仕事もプライベートも自信満々で楽しんでいる彼女を思い出すと余計に苦しくなります。
この落差をしっかり演じられているから、ここまでマイロに感情移入ができるんだと思っています。
岡村さんの圧倒的な歌唱力とオーラも相まって、マイロが最強の女性に見えるのもいいのかもしれませんね。
だからこそ2幕で恋に破れるマイロが弱々しく見えて仕方なくて。
そんな彼女が立ち直って最後にはリズの背中を押すことも考えたら、本当により一層マイロが愛しくなりましたし、岡村さんの細かい演技がそういう部分に活きているんだなと実感しました。
キャラクターをリアルに存在させるのが本当に上手だと思います。
ただ上手いだけじゃないのが岡村美南さんのお芝居だと思っています。
そんな素敵なお芝居をしっかり見届けられて幸せでした!
ちなみに「バーの閉店まで~」のくだりで「なんと私」って言うときの岡村さん、以前のようにおどけるように言っていて、可愛いあひる口も復活していました。
可愛いよ~~ずるいよ~~。
観れば観るほど好きになる岡村美南さん、本当に大好きです。

観劇の感想・考察

気になったポイントの感想などを書いています。

グラスを持つ小指が立つ岡村美南さん

2幕のBut Not For Me直前ですよ…。
もう感情移入しすぎて心臓痛くて「マイロぉ…」ってなってたときですよ。
ふとグラスを持つ岡村さんの手を見ていたら、ちょん…と一瞬小指が立って。
「ちょ、おま…そこで小指立てるなよぉぉぉおおお」ってなりました(笑)
こういうところなんですよ、可愛くて仕方ないです…。
ずっとピンと小指立たせていたわけじゃないんですけど、本当に一瞬。
その瞬間を見てしまって、一気に岡村美南さんが愛しくなってしまいました。
大好きです…本当に大好き。

調子に乗る小林唯くん

この日、めちゃくちゃ客席の反応が良くて。
いつもなかなかウケないところでも笑いが起きていたんです。
2幕の冒頭でジェリー、アダム、アンリがボーレル夫妻を交えて色々会話するシーン。
ここもいつになくかなり笑いが起きていて、それが気持ち良かったんでしょうね。
観ていてなんとなーく、首を振るときの小林唯くんの動きがいつもより激しいなって(笑)
台詞もいつもよりちょっと大げさな感じになっていて。
多分調子に乗っていたんだろうなって思って、可愛かったです。
でも客席からの反応があると役者さんも気持ちよく演じやすいですよね。
本当に今回の公演では凄く笑いが起きていて、客席の雰囲気も温かかったなぁ…って思いました。

いつもより長びいたカーテンコール

さすがこの日の客席は温度が高いだけあって、カテコもかなり伸びました。
途中で音楽が鳴り出しても拍手が続き、再び幕が開いて、そのあとにもう一度幕が開いたんです…!
私も岡村さんをできるだけ観たい…っていうのがありましたし、それ以上に素晴らしい公演だったから純粋に拍手を続けていました。
だからそれに応えてもらえたことも嬉しかったですし…。
幕が開いた瞬間の、キャストの嬉しそうに驚いてる表情も観ていて幸せな気持ちになって。
前日のソワレも同じように長引いて、手を振るのか振らないのか分からず中途半端に手を挙げたままの岡村さんでしたが、今回はちゃんと皆さん手を繋いだままでした(笑)
ちゃんとその辺、あの公演のあとで話し合ったんでしょうか…。
そして最後に幕が開いたとき。
岡村さんがこちらを見てくださって…。
もしかしたら興奮しすぎて幻覚見ただけかもしれないんですけど、「うんうん」って頷きながら手を振ってくださいました…。
あまりの衝撃に頭真っ白になってしまって…。
いや、幻覚かもしれない…もう分からないですけど…。
本当にありがとうございました…って感じです。。。
基本的に岡村さんが出演される舞台は最前列で観ることが多いのと、この前のイベントでの件もあって、もしかしたら顔くらいは認識されてるのかな…なんてちょっと思ったりもしていますが。
とにかく幸せすぎて涙が出そうになりました。
そのあと、下手サイドから「美南ちゃん!」って叫ぶ男性の声が聞こえて、そちらに向かって一生懸命手を振られていた姐さん。
まあ、正直なことを言うとカテコでも公演中に演者さんの名前を呼ぶのはあまり良くないかなぁ…とは思いますが。
岡村さんが驚きつつ手を一生懸命振られていた姿は観ていて嫌な気持ちになるものではありませんから、本人が喜んでいたなら全然いいのかな、とも思います。
どちらにしても本当に温かいカーテンコールで、私も幸せな気持ちで拍手を送れました。

まとめ

本当は観劇予定がなかったんです、この日。
でも当日の朝9時頃、急遽この素敵な席をお譲りいただいて突発してきました。
結果、とても素敵な公演に巡り合えて…幸せに満たされて。
本当に観劇できて良かったです。

今週は仕事が忙しいのと週末予定が入ってしまっているので、観劇が一切できなくて。
だからしばらく見納めのつもりでしっかりと岡村美南さんを拝見してきました。
観れば観るほど好きになっていくパリアメ、そして岡村美南さんのお芝居。
どちらも堪能できて、心から幸せでした。

1回1回の観劇を大切に。

素敵な思い出をありがとう、岡村美南さん。
これからも大好きです。

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