2019年11月16日ソワレ 劇団四季『パリのアメリカ人』@名古屋

パリのアメリカ人
この記事は約13分で読めます。
ゆうき
ゆうき

今年40回目の岡村美南さん!

日時:2019年11月16日ソワレ公演
場所:名古屋四季劇場
座席:1階S席2列15番

はじめに

なんやかんやで今年40回も岡村美南さんを観ているんだなあ…って。
全然実感がないし、むしろもっと観たいくらい岡村さんのお芝居の虜です。

マチネがあまりにも楽しすぎたので、ソワレもめちゃくちゃ楽しみだったんですよ。
しかも今回は大好きなマイロ堪能席ですし、本当に楽しみしかありませんでした。
結果としてはマチネ以上に楽しすぎて死ぬかと思いました。
パリアメという作品が大好きだと感じたし、岡村美南さんを改めて好きだと思える公演になりました。

もうそんな感じで幸せオーラ全開のレポですが、ぜひ最後までご覧ください!

総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

マチネとキャストは変わらずですが、もう大満足。
やっぱり岡村美南さんがいてくれることが私の最大の喜びです。
今回もたっぷり岡村さんを堪能できて最高に幸せでした!

6日に14番に座って、9日に18番に座ったときに、「あ、これはカテコ目の前の17番よりもっと下手のほうが堪能できる」って思ったんですよね。
それを経ての今回の15番は最高of最高…。
本編でもがっつり堪能できるし、カテコも離れているわけではないので堪能できるし…。
もうひたすら岡村美南さんを堪能できたパリアメでした!
マチネソワレと客席のストレスが一切なかったの本当に恵まれてましたね…。
やっぱり客席の環境って観劇の満足度に大きく影響するんだなって改めて感じました。

ソワレに関してはもう何一つ不満はございません…。
きっと私は世界一の幸せですってくらい幸せに包まれています。
本当に最高の1日を過ごすことができました!

キャストの感想

気になる方の感想を書いていきます。

ジェリー・マリガン:吉岡慈夢

先週からさらに柔軟なジェリーになったような気がします。
よりジェリーというキャラクターがイキイキしているように思えました。
ダンスで踊っているところはもちろんだけど、それ以外のところでも慈夢さんの良さが出てきていて。
例えば騒がしいところもそうだけど(笑)
なんかもっともっと演じ続けていけば、より慈夢さんらしいジェリーになるんじゃないかなって思いました。
今回観ていて思ったけど、嫌味がないというか常に爽やかなジェリーなのが新鮮なのかな。
酒井さんはちょっと嫌味ったらしい部分があるし、松島さんは粘着質でちょっと気持ち悪さがあって面白いし。
そんな中で慈夢さんジェリーは凄く爽やかで真面目だから、何やっても様になっちゃう感じ。
常に王子様のようなかっこいいジェリーって感じでしたね。
でもやっぱり慈夢さんジェリーも、本当にマイロに対しては一切可能性を感じさせないような、常に距離を保った感じがありましたねぇ…。
所々優しさは見せてくれるけど、完全に社交辞令のような印象。
まあ、ジェリーはそれが正解だろうしそこは仕方ないなって感じですね(何様)
とりあえずは、慈夢さんジェリーは顔の良さとダンスのしなやかさがやっばい。
顔の良さについては先週のレポで散々お伝えしてきましたけど、顔がマジでかっこよすぎる。
そしてダンスも凄く美しくてやばすぎる…っていうのを改めて実感しました。
もうありきたりな感想しか書けないんだけど、観れば観るほど慈夢さんジェリーにも愛着が湧きました。
多分今後さらに魅力的なジェリーになるんだろうなって思っています。

リズ・ダッサン:石橋杏実

マチネを受けて、ソワレはリズにできる限り感情移入したいなって思って観ていました。
そうやってリズに寄り添いながら観劇してみると、全然作品の印象が違うように思えて、めちゃくちゃ新鮮だったんですよね。
特にギャラリーラファイエットのシーンは、リズが初めてジェリーに恋に落ちるシーンですから重要なんですけど…。
ここをリズの気持ちになって観てみると、なんか不思議と泣けてくるんですよ…。
ジェリーに乗せられちゃいけないって思っていても、踊ることの楽しさがどんどん溢れてきて。
ジェリーに感化されて周りが踊り始めてしまっても何とか自分を保とうとして。
だけど、みんなが一体となってリズに向いた瞬間に石橋さんがすっごく笑顔になるんですよね。
きっとこれまで常に何かを我慢したり抑圧されていて、自由を感じずに生きてきたっていう背景があるから。
それを考えると、ジェリーと一緒に「自由に」踊る石橋さんリズを観ると物凄くリズに愛しさが芽生えるわけですよ…。
もうこのシーンだけで、一気に石橋さんのリズがさらに大好きになりましたし、パリアメという作品をより楽しむことができました。
ここ以外だと、セカンドラプソディで黄色いワンピース?みたいのを着てるシーンがあって。
そこでワンピースの裾が捲れちゃってて、ちょっと前のほうが丈が短い感じになっていたハプニングがありました。
踊っている最中にそれは戻ったので安心です。
あとはやっぱり2幕ラストの、アダムに声をかけられるシーンの表情かなぁ…。
「君は間違ってる」って言われてから、さっきまでの笑顔が消えて一気に涙ぐむんですよねぇ…。
「そんなことないよ」とでも言うように首を横に振ってアダムの言葉を否定するんだけど、ここで一気に泣き顔に変わっちゃう石橋さんリズが愛しくて愛しくて…。
マイロやアダムが「自分の気持ちに正直になるんだよ」ってアドバイスしてくれて、その優しさに触れながら最終的に自分の気持ちに正直になった答えを出すわけですけど。
ここのシーンで、涙ぐみながら笑顔で「アンリが待ってるの」って健気に言う石橋さんリズが超絶好きなんです…。
凄く優しい子なんだなって思うし、このあとのリズの決断を考えたら泣けてくるシーンだし。
涙が感動の要素っていうのは演劇界ではあまりよろしくない考え方らしいですけど、でも石橋さんの素直な感情から溢れる涙は本当にリアリティがあるし、私はそれでより一層石橋さんのリズに感情移入することができました。
観るたびに好きだなぁ…と感じさせてくれる、成長が著しい石橋さんのリズをぜひよろしくお願いします!

アダム・ホックバーグ:神永東吾

相変わらず素敵な神永さんアダム、今回もたっぷりやられました…。
もうだいたい過去のレポに書きたいことは書き尽くしたかなとは思うのですが、絶対に書かねば…と思うところが1点。
2幕でジェリーに「なんだよ退いてくれ!」って突き飛ばされるシーンですね。
ここの神永さんアダム、突き飛ばされて慌てて起き上がって椅子に座ると、怪我したほうの足を思い切り震わせて辛辣な表情をするんです。
アダムが、怪我を負ったときのトラウマが一気に蘇ったかのように、凄く怯えた表情をするんですよね。
ここのお芝居って洋一郎さんも俵さんもここまでやらないので、逆に神永さんのアダムを観てここまでアダムにとってこの怪我ってネックになっているものだったんだって気付かされました。
神永さんのお芝居って凄く分かりやすくて、誰が観てもそう受け取りやすい感じなのが印象かな。
個人的にはあまり深く考えることなくアダムというキャラクターを観れるので、その点は嬉しいです。
いやもう神永さん独特のアダムですけど、観れば観るほど好きになりますね…。
本当に神永さんのお芝居、凄く惹き込まれちゃうくらい凄く好きです。
そして前回も書いたけど、「愛は芸術よりも大事なものだ」ってリズに言うときの声ね…。
ここまで慈愛に満ちた優しい声で言われちゃ、そりゃリズも涙ぐんじゃうよね~。
それくらい、ここの神永さんアダムは魅力的です。
個人的には山下さんとのバランスも凄く良かったのですが、他のアンリが相手だとどんな化学反応が起きるんだろうって楽しみです。
また違った組み合わせで、神永さんのアダムも観てみたいなって思いました。

アンリ・ボーレル:山下啓太

山下さんのアンリも観れば観るほど好きになっちゃうから困りますね。
とにかく山下さんアンリ可愛すぎて、たくさん持ってるだろうけどお小遣いあげたくなっちゃう。
聞き分けのいい子で、両親のことも愛してるのがちゃんと伝わってくるし、本当にいい子。
ラジオシティのシーンでも目をキラキラと輝かせる姿が、ミュージカルスターを夢見ている青年っていうのに説得力があるし。
なんか凄く子供っぽい一面もあって、本当におぼっちゃまって感じで可愛い。
もう山下さんすべてが可愛い困る…。
だからこそ、ナイトクラブの楽屋で凄く真面目な話をするときとのギャップがあってさらに好きになっちゃいますね。
「レジスタンスで昼夜を問わず働いて、1人でも多くの人を助けようとした」っていう台詞でアダムが「お前が?」って驚きますけど、そりゃこんなに普段可愛らしい山下さんアンリが戦場?にいたっていう事実は信じられないでしょうね。
そういうギャップが凄く説得力あっていいなって思いました。
山下さんアンリは凄くマイロに対してもニコニコしてくれるし、好きなんですよ…。
私、正直山下さんのアンリが一番好みですね…もちろん唯くんも迪さんもどっちも大好きですけどね。
山下さんのアンリを観るとこっちまでニコニコしちゃいます!

マイロ・ダヴェンポート:岡村美南

今回も岡村美南さんはとても絶好調で、素晴らしかったです。
ホテルリッツのシーンで、ジェリーに「彼らはどうしようもなかったんだ!」って言われるところ。
「私もそう、どうしようもないの!」って言う岡村さんマイロですが、言い方が渋谷や横浜のときの言い方に戻っていたんですよね。
名古屋になってからは「どうしようもないの!」というよりは「どうしようもないの」って落ち着いた感じで、言い聞かせるような感じの言い方だったんですよ。
でも、以前のように「もう自分でも本当にとめられないのよ」って感じの言い方になって、マイロのどうしようもないユーモア溢れた感じが出ていて個人的には凄く好きでした。
だけど実際多分どうしようもないことはなくて、どうにかすることはできるんですよね、マイロって。
ちゃんと理性が働く人なので、ただそうやって周りを巻き込むように自分のペースに持っていくのが上手なんだと思います。
そういったマイロの性格を丁寧に表現されていて、改めて岡村さんの表現力の高さにビックリしました。
あとはそのあとの「自分を活かせる場所を作りたい」でこぶしを握っていて、そういうさりげない仕草も可愛くて仕方ないって思っちゃったのでもう自分こそどうしようもないです(笑)
Shall We Dance?も相変わらず美しい歌声と発音で、岡村さんが歌い出すと一気に雰囲気が変わるのでそれも好きだなって思いますね。
ラジオでも仰ってましたが、この曲が大好きっていうのが凄く伝わってくるし、やっぱり舞台に立つことに生きがいを感じているっていうのが節々から伝わってきて、愛しさが募っちゃうんです。
2幕だと、ジェリーを連れて「これは私たちが…私が夢見ることさえできなかったほどの、素晴らしいことです」ってお話しするシーンかな。
そこでジェリーがマイロから離れていってしまうんですけど、下手端に逃げたジェリーを追いかけるときに岡村さんがアヒル口してて「ああもう可愛い!」って内心キレそうになるくらい可愛さが爆発していました。
ちょこちょこアヒル口やるのめっちゃ可愛くて、ファンを殺しにかかっていますね…。
そして、リッツに戻ってからのマイロとジェリーのやりとりも良かったですねぇ…。
なんか改めて、タバコを吸って口から煙をふぅって吐くときの仕草が好きだなって思いました。
岡村さん自身、タバコ吸ってるのかどうか分かりませんけど(99.8%吸ってないと思うけど)仕草自体は本当に吸い慣れてない感じなんですよね。
でも、気だるそうに口から煙を吐くときの表情とか、その煙の出方とかは凄く色っぽいなって。
私が個人的に気だるそうにしてる女性の表情とかが好きなのもあると思うんですけどね。
マイロにとってもここのシーンは自分の気持ちやジェリーとの関係性をごまかしながら、なんとかやりぬこうとしているシーンでもあって。
タバコを吸うことがわずかでも彼女にとって気休めになったのかもしれないし、ジェリーに向かって吐いたタバコの煙はそっと消えていくし、色んな感情があったのかなって感じました。
なんか観るたびにマイロの感情とか、毎回違う印象を受けるんですよね。
以前はああ感じたけど今日はこうじゃないみたいなことって多々あって、それって岡村さん自身が型にハマって型から抜けるっていうことを意識されて演じているからなんだと思いました。
マジで観るたびに岡村さんのマイロに対して、感じることが全然変わってくるんですよ。
確かに物語の中でマイロが果たす役割とかってあると思うんだけど、そういう部分とは違うディテールの部分で「あれ、この前はこういう感じだったのに」っていうことがよくあります。
毎回、岡村さんがマイロという女性を1から演じ直しているっていうのが伝わって、個人的には凄く楽しめたような気がしました。
あとは新たな気付きっていうのは特になかったかなと思うんですけど、やっぱりパリアメのいいところって全員が笑顔で終われるところなんですよね…。
マイロの最後ってアンリに声をかけて心配そうな表情で、っていうのが最後でもあるんですけど。
そうじゃなくてやっぱりカテコで楽しそうに歌ってる岡村さんが観れるのがやっぱり後味めちゃくちゃ良くて。
横浜・渋谷で観ていたときは「パリアメ、マイロ的には全然ハッピーエンドじゃないしな」って思ってたんですけど。
ノートルダムを経てパリアメを観てみると全然印象変わるもんで、めちゃくちゃ楽しいんですよね…。
岡村美南さんは笑顔が凄く似合う方なので、ニコニコした笑顔を観て終われるのがとても幸せなことなんだなって気付きました。
本当に今回も観劇してたくさんの幸せを岡村美南さんからいただきました。
本当に本当に、ありがとうございます…!

観劇の感想・考察

気になった箇所をまとめます。

ヒヤッとするハプニング

2幕でマイロがジェリーに「それにこの世界では金で買えないものもある」だっけ。
それを言われるシーンで、後ろのほうで女性アンサンブルさんが階段下りるのに足を踏み外しちゃって転んじゃったんですよね…。
多分、武田恵実さんかなって思うんだけど、「きゃっ」て声出しちゃってて。
ペアだった男性サンボの桒原さんに「大丈夫?」って身体を支えられていました。
本当にちょっとしたことが大事に繋がるので、凄く怖いなって思いました。
それと同時にそちらに気を取られてしまって、マイロとジェリーのやりとりが一瞬頭に入ってこなかったです(笑)
それは仕方ないけど、皆さん怪我のないようお気をつけて~。

カテコでちょっと強引だった岡村美南さん

パリアメのカテコは出演者の皆さんがとにかく楽しそうにI Got Rhythmを歌われる姿が印象的。
隣合っている人同士でアイコンタクトを取って笑い合ったりする姿も微笑ましいです。
そんな中で今回の岡村美南さん、両サイドが隣の人たちとニコニコしながら歌ってるから最初は左右と顔を合わせることもなく1人で歌ってて(笑)
正直その構図すらちょっと面白かったんですけど(笑)
そのあと、石橋さんと顔を見合って歌っている山下さんに「早くこっち見てよ」とでも言わんばかりに、手を肩の高さくらいまで上げて強く握ってアピールしてたんです(笑)
そしたら山下さんも岡村さんのほうを見て、仲良く顔見合って歌ってました。
やや強引なアイコンタクトアピールで結構面白かったです(笑)
そのあとは荒木さんともアイコンタクトが成功して、ちゃんと両サイドと目を合わせるミッション完了。
岡村さんも体を揺らしながら楽しそうに歌っていました。
あと、こちらを見て手を振ってくれる場面もあって嬉しかったですね…。
多分この前の生放送観覧の件もあって、私が岡村さんファンだってことはご認識されたのかなって思います。
「岡村さんに顔覚えられたかな?」って知り合いに聞くと「とっくでしょ」みたいに返ってくるけど、実際のところどうなのかな…?
でも本当に楽しいカテコで、最後はジェリーとリズがハグして一緒に捌けていく終わり方だったのでとてもきれいな締め方だったと思います。
いやぁ…本当に最高のパリアメでした!

まとめ

こんな感じでちょこちょことハプニングなんかもありましたけど、本当に楽しい時間を過ごすことができました。
最高の席で最高の時間を大好きな人と一緒に過ごせたことが、何よりの幸せです。

そして今回の最大の変化として、どのキャラクターにも凄く愛着が持てたことが大きいなって思いました。
マイロ目線で観ると、ジェリーやリズにはどうしても感情移入ってしにくくて。
正直あまり好きになれないキャラクターでもあったんですよね。

でも今回リズに感情移入してみたりしながら、色んな立場でこの作品を観るようにしてみました。
そしたら、すっごく最初から最後まで楽しくて仕方なくて…。
こんなにパリアメって楽しい作品なんだって今更ながら改めて実感することができたんです。

本当に死ぬほど楽しかったです。
それはもちろん岡村美南さんがいてくれたことも大きいですし、パリアメカンパニーの皆さんが最高に素晴らしかったからだと思っています。

名古屋に来て本当に良かった。
『パリのアメリカ人』という作品に出会えて本当に良かった。
そして何より、岡村美南さんが元気に舞台に立たれていて本当に良かった。

すべてが私にとって大切な宝物です。

またいつかパリアメ行きます!!!!!

0

コメント

タイトルとURLをコピーしました