2019年5月12日マチネ 劇団四季『パリのアメリカ人』@横浜

パリのアメリカ人
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ゆうき
ゆうき

1週間ぶりのパリアメです!

日時:2019年5月12日マチネ公演
場所:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
座席:1階S席2列13番

はじめに

毎日通い続けたGWがあっという間に過ぎ去り、5月も中旬を迎えましたね。
ということで16回目のパリアメ観劇をして参りました。

今回は土日でみなとみらい周辺をぶらりと旅してきたんです。
以前、アルプで岡村美南さんが田中彰孝さんと一緒に横浜の街を紹介していましたが、そのお店巡りがメインでした。
岡村さんが行かれたANNIVERSAIRE CAFEやカップヌードルミュージアムなどに行きましたよ!
その様子はインスタのほうに載せていますので気になる方はどうぞ…。

また、このぶらり旅の中で願い事を書くキャンペーンに参加してきたので、そちらだけご紹介。

これが私の今一番の願いです。
私の大切な人が、これからも元気に舞台に立ってたくさんの拍手喝采を浴びてほしいです。

ということで、本日のレポいきまーす!

総評

全体の感想です。

キャスト:★★★★★
座席:★★★★★
全体:★★★★★

なんか皆さんどうしたのっていうくらい、全体的に俳優さんの熱量が凄くてビックリしました。
特に酒井さん、俵さん、迪さんはとにかくお芝居が白熱していて…。
もう終始胸を打たれました。
本当にキャストの皆さんには大感激です。

私この席もうKAATに来てから何回座ってるんだろう…(笑)
マイロ堪能席なのでもちろん大満足に決まっているじゃないですか!!
ありがとうございました…幸せです、とても。

なんか1週間ぶりに観たのもあってか、凄く熱量が高く感じました。
ブラッシュアップが凄すぎて、今日はバレエではなくお芝居の作品を観たような感覚。
本当にそれぞれの俳優さんのお芝居に磨きがかかっていて、最高でした。
こんなにレベルの高い作品を観れることも、その中に岡村美南さんがいらっしゃることも本当に幸せです。
めちゃくちゃ楽しく観劇できました!

キャストの感想

気になったキャストの感想を書いています。

ジェリー・マリガン:酒井大

酒井さん、この1週間でさらにお芝居に磨きがかかって凄く良くなっていました。
この方どれだけブラッシュアップしていけば気が済むのってくらい、日に日に良くなっています。
以前のような、台本をただそれっぽくなぞるようなお芝居ではなくて。
台詞の1つ1つにしても、ジェリーがどうしてその台詞を言うようになったのか、そのきっかけとなる感情や理由、背景がしっかり伝わってきました。
酒井さんの喋り方の癖なのかもしれないけど、前はちょっと厭らしさとか嫌味が感じられたんです。
でも今日のジェリーは1ミリもそれがなくて。
リズだけでなくマイロに対してもそうでした。
個人的に感動してしまったのが、マイロに言う「俺の上品な見た目と粗削りな才能、それで君に相応しいと言えるのかな?」の台詞。
ここが毎回どうしてもマイロをバカにしているような言い方にしか聞こえなくて正直腹立たしさもありました(笑)
でも今日の酒井さんは、ジェリーの本心でありながら優しさを含んだ突き放し方で…。
マイロに対しての冷たさが減ったというか、優しさが滲み出るようになっていました。
そういうお芝居の変化が凄く魅力的に感じて、私は酒井さんのジェリーに愛しさすら覚え始めました。
本当に観るたびに良くなって、愛しさが募っていく酒井さんジェリー。
加えて、酒井さんの凄いなぁって思うところがもう1つあるんですけど、それがダンスのときの話。
特にShall We Dance?でマイロと一緒に踊り出すところは顕著なんですけど。
酒井さんって一緒に踊る相手の顔から目線を一切逸らさないんですよ。
とにかくひたすら相手の顔をしっかり見ながら踊るんです。
その真っ直ぐさが凄くかっこいいと思ったし、それでいてご自身のダンスは完璧で…。
あの真っ直ぐすぎる視線はあまりにもずるいな…って毎回観ながら思っていました。
そんなわけで、今回の酒井さんジェリーは本当に素晴らしかったです!
多分今日で抜けちゃうんじゃないかなって勝手に思っているので、しっかり酒井さんジェリーを堪能できて幸せでした。

アダム・ホックバーグ:俵和也

俵さんもまたこの1週間でさらにお芝居が魅力的になりすぎて、ずるいですよ!
多分ちょっと髪を切ったと思われる俵さんアダム、とてもかっこよかったですね…。
もうあまりにもナチュラルすぎるお芝居は当然のこと、仕草1つを取っても自然体すぎる。
何がどう凄いって、俵さんに関してはマジで言葉で表せません。
とにかく俵さんのお芝居は凄いんですよ…!
そして俵さんもいつになくお芝居の熱量が凄くて、アダムの感情が溢れていました。
特に、2幕のアンリの楽屋シーン。
アンリに真実の愛を告げる俵さんアダムの迫真な演技がグサグサと胸に響いて。
彼が真実の愛を知っているからこそ、ここまで説得力があって強く言えるのだと…。
この抑揚や強弱の付け方が本当にナチュラルで、すんなりと染み込んでくるんです。
アダムに人間らしさや愛しさを感じるのは、俵さんの温かみあるお芝居だからこそ。
そんな俵さんが、カテコでは控えめな手の振り方をしているのほんっとうに可愛いのでぜひ観てください。

アンリ・ボーレル:加藤迪

迪さんも2幕の楽屋シーンからの熱量がいつになく凄くて、めちゃくちゃ素敵でした。
唯くんは若々しさがあるからついカッとなるのも若さゆえだなっていうのはあるんですけど。
大人びたお兄さんアンリな迪さんだと、本気で感情を爆発させたときのふり幅が凄くて。
温厚そうな迪さんアンリが「男」の瞬間を見せる、その姿がとにかくかっこよかったです。
しかも今日はジェリーを叩くときの音がめちゃ響いて、それを目撃していた岡村さんもめっちゃビックリしていたほど(笑)
「君は他人についてよく知っているようだな!でもね、まったくの間違いだよ!」って本気でジェリーに感情をぶつける迪さんの熱が一言一句に乗っていて。
アンリがいかにリズを想っているのか、それを侮辱されたことへの怒りや当事者でなきゃ分からない苦しみが一気に言葉となって表れて。
なんかいつもここまで熱い男だったっけ、ってくらいに迪さんの白熱したお芝居に胸を打たれました。
そんな迪さんも、もしかしたら長期の連投でややお疲れなのかもしれません…。
I’ll Build a Stairway to Paradiseの最後の高音がちょっと声が裏返ってしまいました。
でもしっかり軌道を整え、歌い切ったのが素敵。
もしかしたら迪さんも今週までで来週からは唯くんが戻ってくるかな…と。
いやぁ、やっぱり迪さんアンリは岡村さんマイロとの釣り合いがめちゃくちゃ取れるメンズなので、ぜひマイロを幸せにしてほしいです。
迪さんって顔立ちからも優しさが滲み出ている方なので、本当に凄く魅力的なアンリだなぁ…と今回もつくづく思いました。

マイロ・ダヴェンポート:岡村美南

なんだか岡村美南さんもこの1週間でちょこちょことお芝居に変化が見られました。
具体的に言うと、台詞を言うタイミングというかブレスの取り方というか。
1フレーズごとに区切られていた台詞が繋がった、といったらいいのですかね…?
たとえば「私もそう…どうしようもないの!」っていう台詞が「私もそう、どうしようもないの!」って…。
んー、違いを伝えるの難しいけど、一呼吸おいて言っていた台詞がそのまま繋げて言うようになった箇所がいくつかありましたね。
ちょっとマイロのせっかちな感じが強まったかな?なんていう印象を受けました。
そして恒例ですが、ジェリーを下から上まで舐め回すように見る視線が相変わらず野獣っぽさ全開で色気ゼロ(笑)
そういうところも彼女らしくて大好きです。
今日もオフマイク全開で、「ピカソ!」も「おはよう」も可愛くてキュンとなりました。
ちなみに今日のピカソの絵は右上の絵を選んでいましたよ、岡村さん。
あ、それに付随してですけど酒井さんジェリーの「凄いねあの人たち!」のオフマイク、なくなっちゃってました…残念。
また、2幕の冒頭でジェリーの絵が採用になったことをジェリーに伝えるシーンでは、「凄いな、それって…」ってジェリーに言われたときに、「とんでもない」とでもいうように笑いながら首を横に振っていました。
ほえー、マイロでも謙遜することあるんだぁ…なんてちょっと新たな発見でしたね。
そして、岡村さんのお芝居の細かさはジェリーと言い合いになるシーンでも発揮されます。
For You, For Me, For Evermoreで「愛し~愛され~この胸は~幸せに染まる」って歌うマイロパート。
ここの歌い出しはいつも客席のほうを向きながら歌われていました。
でも今日は、客席ではなくずっと自分に背を向けるジェリーを見つめながら歌っていて。
その表情が「幸せに染まる」なんて歌いながらも全然幸せそうじゃなくて、切なくて、悲しそうで。
その後の「美しい世界が待ち構えてる~ふ~た~りを永遠に」というフレーズでは、ジェリーの膝に手を添えて彼を見つめるけど、彼は一向に振り向てくれなくて。
そっとその手を戻して、タバコを吸い始めてしまうんですけど。
とにかくジェリーを見つめる瞬間が多くなって、マイロの中でいかにジェリーという存在が大きくなっていたのかがヒシヒシと伝わってきて、心がキュッと掴まれました。
それからの怒涛の岡村美南さんの表情でのお芝居がとにかく圧巻。
「君には崇めるように愛してくれる男が相応しいよ」とジェリーに言われて、乾いた笑顔で「そうね」と呟く岡村さんマイロ。
多分彼女は取り繕うのが凄く上手だったんだろうなって、思います。
それから「あなたを好きになるつもりはなかった!」ってジェリーを引き留めるマイロ。
ここの言い方はやっぱり以前のように勢いで言う感じに戻ってしまいましたね。
「あなたを…好きになるつもりはなかった」は5月1日~5日までの限定になっちゃいました。
ここから彼女は俯いて涙をこらえるように顔を歪ませますが、ジェリーが隣に来ても目線をそちらには向けようとしません。
マイロの強がる感じが伝わってくるので、ここはとにかく胸が痛いです。
それから「君は一生懸命俺を助けてくれた。何らかの形で感謝できたらって思うよ」とジェリーに言われて、マイロが立ちあがるんですけど。
そこまでは悲しい表情なのに、立ち上がってジェリーを振り向いたときに彼女は笑顔を浮かべるんです。
そして「何か考えましょう」って優しく声をかける。
そんなマイロに対し、ジェリーは「いい人だね、Ms.ダヴェンポート」と呟いて去ってしまうんですけど、ここでまるで距離を置かれたようなその呼び方を聞いて岡村さんの笑顔が一瞬で消えたんです。
この一連の表情の変化とマイロの心情の移り変わりが、岡村さんの丁寧なお芝居でしっかり表現されていて。
あまりにも切なすぎて鳥肌が立ってしまいました…。
やっぱりこの人は凄いなぁ…表現力に長けた人だなぁ…って感心せざるを得ませんでしたね。
そんな岡村さんが最後の最後でアンリに向かって言う「顔色がちょっと」の台詞が「顔色g…ちょっと」って甘噛みになったのはご愛敬(笑)
1週間ぶりに観た岡村美南さんはやっぱり凄い素敵な女優さんだなぁ…と再認識。
本当に笑顔が可愛いしお芝居上手だし、もう彼女に釘付けでした。
今日も素敵な思い出をありがとう、岡村美南さん。

オルガ:大岡紋

16回目にしてようやく初の大岡さんのオルガです!(おが多い)
いやぁ、木村さんで観慣れすぎたのもあるかもしれないけど…ちょっと普通のオルガかも。
というのも木村さんのお芝居ってめちゃクセがあって、凄く好きだったんです。
木村さんはちょっと嫌味ったらしい感じのオルガだったんですけど、それが逆に「っぽい」感じがして。
でも、大岡さんのオルガはまあ日本人っぽい普通のオルガだなぁ…という印象ですかね。
全体的にお芝居も歌声も元気が有り余る感じで、曲者というより普通の女性(笑)
個人的な好みとしては、木村さんのほうが好きかもしれませんでした。
あ、でもカテコの大岡さんは凄くニコニコしていて好印象でした!
逆に木村さんはカテコでもクールビューティーを貫くので…(笑)
なんか愛嬌のある人だなぁっていうのが私の大岡さんの印象です。
それがオルガにも影響を与えているのかもしれないですね!

観劇の感想・考察

気になったポイントの感想などを書いています。

仕草がいちいち可愛い俵和也さんアダム

俵さんって本当に仕草も表情も細かくて、所々でアダムの可愛らしさが爆発するんですよね。
今回めちゃくちゃ可愛いなって思ったのが、1幕のS Wonderful後のジェリー、アダム、アンリのシーン。
アンリに「モンマルトルの小さなクラブを俺たちのために予約した、2週間後だ!」っていう台詞で、「2週間後」を指でピースするように表現してアンリの顔の前に手を出してたんですね。
そのときにピースで指を動かして、ハサミをチョキチョキするようにしてて。
それが凄く可愛くてキュンとなりました…。
その後、アンリが手紙をしっかり読んで「そうだ、愛は育つよ!」って立ち直ったのを見て、唇をぶるるるるって震わせる俵さんアダム(笑)
そういうのも本当にナチュラルで、俵さんアダムのキャラクター性が細かく描かれてて凄いなぁって思いました。
あと、2幕でリズに好意を伝えられなかった俵さんアダム、今回は楽譜を落として「Oh, no…」バージョンでした。
俵さん、ここのリアクション毎回変えてるのも本当に観ていて面白いなって思いましたね。
俵さんは観ていて全然飽きないので、毎回新たな発見があって面白い俳優さんだなぁと思います。

マイロがリズの背中を押すきっかけ

16回も観ていてなんでこういうところに気付かないのって感じなんですけど。
どうしてマイロがリズの背中を押そうとしたんだろうっていうのを特に考えていなくて。
単純にマイロは良い人だなぁ…っていうくらいにしか思っていませんでした。
多分、ジェリーとリズが相思相愛なのを目撃して、その後ジェリーに別れを告げられただけじゃ普通2人の恋を応援しようとまで思えない気がするんですよね。
彼女がジェリーから教わったのは「愛はお金じゃ買えない。与えられるものなんだって」とのこと。
「愛はお金じゃ買えない」っていうのは自分の体験談ですよね。
では、「与えられるもの」っていうのはどこで彼から教わったことなんだろうって思って。
それが要するに、ジェリーの「でも今俺が初めて愛した人のために戦わなかったらどうする!」という台詞やアンリに本気で立ち向かう姿からなのかな…と。
もちろんそこだけではないのだろうけど、ジェリーは財力のある自分ではなくリズという女性に本気で恋をして、彼女のために誰かと戦おうとして。
そういう真っ直ぐな姿勢は、お金もエゴも関わっていない、「無償の愛」で。
人を愛するっていうことは「無償のものなんだ」ということを彼女はここでジェリーに強く思い知らされたのかな、と思いました。
こんなに愛し合っているはずのジェリーとリズ相手に、彼女も悪者にはなれないし。
リズがジェリーからの想いを見て見ぬふりをしようとするところを、後押ししてあげるようになったのかな…って。
なんか、物語って何でもそうですけど、全部が実はしっかり繋がっているんだなって改めて思いました(遅い)
というかやっぱりマイロはイイ女じゃねぇかよぉぉぉぉ。

まとめ

ということで、1週間ぶりに観たパリアメでは色々と新たな発見があってとても楽しかったです。
1週間でこんな変わるもんかねって思うくらいに変化が見られたので、正直驚いています。

しかしながら残念なことに日曜だというのに空席が目立つパリアメ…。
こんなに素敵な作品なのにお客さんが入らないの、めちゃくちゃ悲しいのですが…。
私なんかはこうして通っていますけど、それもやっぱりご贔屓さまがいてこそっていうのは否めなくて。

ただ、観れば観るほどパリアメという作品は凄く好きになっていっているので、ぜひ多くの人に観てもらいたいなぁ…っていう気持ちはあるんですよね。
どうかたくさんの人たちにパリアメの魅力が伝わりますように。

また、今回もカテコはロングバージョンでした。
岡村さんをたくさん拝見できたので、とても幸せです。
相変わらずの塩対応なんだけど、しっかりこっち見て手振ってくれて。
毎度ありがとうございます、本当に。

そんなわけで、来週そろそろ松島さんと岡村さんがようやく揃うんじゃないかなって勝手に期待してます。
もし2人が揃ったら15日は有給もらって観劇しに行きますよー!
なんてったって、私の大好きなボビポリちゃんたちですからね!!!

本日も素敵な公演でした!
また次いつ観劇するか分からないけど、楽しみにしています!

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