【ネタバレ】2021年6月24日マチネ 劇団四季『アナと雪の女王』日本公演初日




アナと雪の女王
この記事は約15分で読めます。

キャストの感想

キャストの感想を書いていきます!

エルサ:岡本瑞恵

もうただただ圧巻…。まさか岡本さんのエルサがこんなにも凄まじくて、完成度がこんなにも高いとは思いませんでした。初日観劇した皆さんがおそらく口を揃えて岡本さんエルサを大絶賛していたのではないでしょうか…。それくらい、岡本さんのエルサがマジで凄すぎて語彙力を失いました。

歌が上手いのはもちろん知っていたし、『アラジン』も岡本さんのジャスミンを観るたびに「どんどん歌上手くなってない?」とは思っていたんですよ。だからこれまでの積み重ねによって歌唱力がさらに上がったのもあるし、安定感も得られるようになったのがここで活かされたんだろうなと…。それくらい、エルサのパワフルなナンバーをどれも抜群の安定感とスコーンと突き抜けるような圧倒的歌唱力で歌い上げました。もう鳥肌が止まらなかったです。

ナンバー的にエルサの見せ場としては「Dangerous to Dream」「Let It Go」「Monster」の3曲。このどれもがとても良かったですけど、個人的には前2曲が特にいいなと思いました。岡本さんってこんなに優しい声出せるんだっていうのを「Dangerous to Dream」で知ったんですよ。このナンバーは、エルサからアナへのラブソング(意訳)です。アナのことをどれだけ大事に想っているかを、心の中で語り掛けるナンバーです。

だから、本来の優しい姉としての一面が歌声にしっかりと表れていて、優しく、この大切な時間が壊れないようにそっとそっと歌っていたのがとても印象的でした。優しくっていうと新曲である「I Can’t Lose You」もそんな一面が観られるナンバーだったので凄く良かったです。パワフルに歌うナンバーはもちろんなんですけど、岡本さん意外と優しめのバラードええな…って思いました。抑揚と緩急をつけた歌唱スキルが非常に高かったです。

そして絶対に外せないのが「Let It Go」。このナンバーってエルサにとっての決意が大きく描かれているので、ただ歌い上げるだけじゃダメなんですよね。歌い上げることと感情を乗せることって両立するのかなり難しいと思うんですけど、岡本さんは歌うことに必死になりすぎずにしっかりエルサの喜びの感情を乗せるようにイキイキと歌っていたのが凄く印象的でした。歌声も表情もすっごくイキイキしていて無理もまったくしていなくて、その歌声に合わせて次々と魔法が繰り出されていって、こんなにもプロジェクションマッピングと俳優さんのお芝居が融合している瞬間は観たことありません。とにかく圧巻でした。

なんというか、歌唱力にぶん殴られるという暴力的なものではなく、圧倒的なパワフルボイスで私たちの心にドスンと響き渡るような、そんな感じです。聴いているとつい涙が出てくるような…。『ウィキッド』でエルファバが歌う「自由を求めて」を劇場で聴いたときの感覚に似ていました。かっこいいけど泣ける曲なんですよね、実は。実際にこのナンバーは1幕ラストで歌われるのですが、幕間になって涙を拭っているお客さんが何人もいらっしゃいました。

なので、岡本さんエルサのレリゴーはマジで圧巻です。テレビや動画で聴いたよりも劇場で聴くほうが100倍素敵でした。この感動はぜひ劇場で実際に体験してほしいです。いやもう、岡本さんがエルサに選ばれた理由をこんなにも肌でひしひしと感じられて感動でした。「岡本さんはエルサよりもアナじゃない?www」とか言ってすいませんでした。

「Monster」もしっかり歌い上げていて歌唱自体はとても素晴らしかったですが、エルサがとにかく苦悩しながら決断するナンバーでもあるので、感情の奥深い部分はもう少しかなぁ…?こういう感情の深みは演じていく中でどんどん表に出てくると思うので期待大です。

全体的に歌唱力は申し分ないしお芝居も凄く良かったし完成度めちゃくちゃ高かったので、本当に今後がさらに楽しみになりました。まだ初回観た段階なので何ともですが、松たか子さんやCaissie Levyよりもセンシティブなエルサではなかったです(笑)内気で弱さも見せるし優しい一面もあるけど、しっかりと自我を持った強さも感じられたので、イディナほど攻め攻めではないけど松さんより受け受しくもない、その中間あたりのイメージでした。これも演じていく中で系統変わってくるかもしれません。

個人的にはアナが凍ったときに「雪だるまつくろう」に乗せて歌う曲?のときの岡本さんエルサの歌声がとても好きでした。悲しみにくれる声が、Caissie Levyそっくり…。あまりに雰囲気ピッタリで心の中で叫んでました。結構ポイントポイントで、「あ、今の好き!」って思うことが多かったので私的にはかなり好きな系統のエルサです。めっちゃ素敵な人がエルサに選ばれたんだなと嬉しくなりました。

なんだかんだで岡本さんのことは前々からちょこちょこと拝見していたので、ジャスミンに次いでエルサという大きな役を射止めるような実力を伴って、かつその実力がどんどん増していることを実感できて感慨深かったです。素敵なデビューを見届けることができて幸せでした!

アナ:三平果歩

キャスト予想段階で10人中10人がアナ予想していた我らの三平果歩ちゃん!それだけにもうビジュアルも表情も動きも雰囲気も何もかもがアナそのまんまでした。いやもうあまりにもリアルアナすぎてビックリですよ…。そのままスクリーンから飛び出してきたかのようでした。

とにかく元気いっぱいで明るくて天真爛漫。動きも俊敏だし、なんなら動きがアニメーションすぎるんですよね。「あ、そう言えばアナも同じことしてる!」って思っちゃうくらい、すべてがアニメーションすぎてアナを100%再現していました。いや凄いっす…。マジでアナが実在していた。説得力がエグすぎる。

まずはビジュアルから行きたいんですけど、ぺーちゃんは顔が可愛いし美人さんなのでアナそのものなんですよ。アナのカツラも凄く似合っていました。目まぐるしくコロコロと変わる表情もアナっぽかったですねぇ。考えるより先に言葉が口からどんどん出ちゃう饒舌な感じも本当にアナそのもの。ちょっとテキトーな感じも相まって、客席の笑いを誘っていました。

そしてミュージカル版のアナはアクロバットもやるので踊れるのが必須条件。でももうぺーちゃんはアクロバティックな俳優さんですから余裕でしたね。軽々とやってのけました。そしてそんなアクロバティックな動きをしながらもブレずに歌っていたのが凄かったです。レベルが違いすました(笑)

ブロードウェイ版のPatti Murinもコミカルでアナそのものだなぁ…って思いましたけど、ぺーちゃんも言うなれば日本のPatti Murinです。ビジュアル面に関してはぺーちゃんを超える人は出てこないんじゃないかってくらいアナです。ぺーちゃん持ち前の明るい性格が本当にピッタリすぎて、やべえんですよ…マジで…。

歌も上手ですし全体的に安定感あっていいなーって思いました。音域も広いので高音も安心して聴いていられました。岡本さんエルサや神永さんストフとのハモリも綺麗だったので、そういう部分も周りとの相性良くて心地良かったです。一番悔しいのはぺーちゃんアナの「True Love」が聴けなかったことですね。アナのソロナンバーだったので、めっちゃくちゃ聴きたかったです。悔しい。

そんな中で私が最もぺーちゃんアナに心射抜かれた瞬間が、「Fixer Upper」です。トロールたちと一緒にアナも踊り出すんですけど、ヤングアナを演じた子もここに混じって一緒に踊るんですよ、アナの目の前で。そのヤングちゃんをクシャっとした笑顔で見ながら楽しそうに嬉しそうに幸せそうに踊っていたぺーちゃんアナに、マジで恋しそうになりました。すっごく良い笑顔してたんですわ…。

ここのアナの笑顔にやられたのは今回が初めてではなくて、実はブロードウェイで観たときも同じようにPattiアナの笑顔にやられたんですよね…。ここのアナのヤングちゃんを見るときの笑顔が大好きなんです。本当に良いお姉さんって感じの顔をするんですよ。ぺーちゃんアナのクシャっとした優しい笑顔はマジで反則。めちゃくちゃ可愛すぎました。

そんなわけでとにかくぺーちゃんアナはマジでガチなリアルアナでした。本当に初日からこの完成度はヤバすぎますわ。期待以上。でもこれが初日っていうことは、ここからもっと魅力的なアナになっていっちゃうわけですよ。ヤバいね。今後がさらに楽しみになりました!ぺーちゃんアナ、マジで最高でした!開幕キャストおめでとうございます!

クリストフ:神永東吾

神永さんのストフめっちゃハマり役じゃないですか!オーディションのときから衣装も含めてかなり仕上げてきてるなぁって思いましたけど、実際にお芝居観てみたらめっちゃストフすぎてビックリしました(笑)ワイルドな感じといいお調子者で若干ウザったさがある感じといい、雰囲気も含めてドンピシャです。

ちょっと鼻につく言い方する感じも神永さんって上手いんですよね。『パリのアメリカ人』のアダムのお芝居なんかはまさにそれでしたけど、ストフもかなり鼻につくタイプで良かったです。でも嫌味すぎなくて、どこかちょっと不憫な感じも素敵でした。

でもね、神永さんはあまりにも顔が整っているので全然不潔そうじゃない(笑)普通に臭くないと思うわ、そこだけは説得力なかったな(笑)スタイルも良いし顔も彫り深くてかっこいいので、全然ハンスから乗り換えられます。

そして毎回神永さんのお芝居観ると、凄くナチュラルに喋られているので感動しちゃいますね…。普段の喋りは凄くカタコトだけど、お芝居となると本当に周りに溶け込むくらい自然で、ストフのお芝居も自然で面白くて最高でした。凄く努力家なんだろうなぁ…っていうのがちゃんと成果としてお芝居に繋がっていて素晴らしかったです。

もちろん歌唱力も言うまでもないくらい上手いですし、ぺーちゃんアナとのデュエットでも声の重なりがとても綺麗でした。神永さんって声が凄く綺麗なので、誰と組んでもハモりが美しいんですよね。ここも見どころの1つだと思います。スヴェンとの絡みも良かったです(?)

とにかく初日からかなり完成度の高いストフだったのでビックリしました。ビジュアルもお芝居もすべてが完璧。これはアナも当然惚れます。神永さんは表情の作り方も素敵なので、次回はしっかりその辺もチェックしたいなと思います!

オラフ:小林英恵

女性版オラフ!全世界的に観てもオリジナルキャストで女性がオラフを演じるのは日本が初めてなので、小林さん快挙です!私もブロードウェイで観たときは男性のオラフだったので、女性が演じるとどうなるんだろうなぁ…って凄くワクワクしていました。

オラフは自分のことを「僕」と呼んでいるので勝手に性別を男だと思い込んでいたんですけど、雪だるまだから性別なんてないか…と気付かされました。だから女性がオラフを演じることもまったく違和感がなくて、それこそ小林さんのちょっと子供っぽい中性的な声のおかげで、オラフが無性別でまだまだ子供だったことを理解できて良かったです。

凄く純粋で疑問に思ったことは何でも言葉にしちゃう。そんな純粋さを自然に演じていて、観れば観るほど凄く愛しさが増していくんですよ…。本当に可愛いオラフでした。そして間の取り方だったり喋り方の抑揚をあえてなくしていくことだったりで笑いを誘っていたのも素晴らしかったです。

パペットも器用に動かしていて、オラフの目と口と手と足とがまるで生きているみたいだったのが凄かったですね…。あれ操作するのかなり大変だと思いますけど、その分小林さんもオラフの感情に合わせて同じように表情を動かしていたのが印象的でした。憑依型のオラフですね。

また、ぺーちゃんアナも岡本さんエルサもオラフと喋るシーンは小林さんのこと見ないでちゃんとパペットと向き合ってお話をされているので、小林さんに意識を集中させすぎずに観ることができました。本当に小林さんオラフめっちゃ良かったです。声に女性特有の柔らかさと優しさが感じられて、小林さんのおかげでとってもオラフを好きになれました!

ハンス:杉浦洸

恐らく杉浦さんって観るのこの作品が初めてかもしれないのですが、凄く声が特徴的でかっこいいなぁ…って思いました。めっちゃハンスっぽい声をしているし、めっちゃハンスっぽい顔をしていましたわ…。ハンスとしての説得力がえげつなかったです。

なので凄く誠実な王子に見えたし、あの見た目と優しそうな性格に騙されそうになりますね。あの声はずるいわ…。騙される、うん、わかる。ただ、歌は凄く上手でしたけど動くとちょっとブレるかな?「Love is An Open Door」はアナと踊りながら歌うのですが、少し歌の安定感が揺らぐ印象はありました。そこだけは気になっちゃったかも…!

そしてハンスと言えばコロッと悪役に転じるシーンが印象的です。そこのシーンの杉浦さんハンスは本当に自然に悪役に転じていて、むしろあまりにもナチュラルすぎて「え!?なんでそうなったの!?」ってこちらも疑問を抱くくらいでした。うん、良い。

ラスト、アナにぶっ飛ばされるシーンもぺーちゃんアナにガッツリぶん殴られて凄く良い音していましたし、かなり映画に近いイメージで観られました。今回大抜擢だったと思うので、今後どんどん演じていってさらに魅力的なハンスになるんじゃないかなって思います。初日ながら凄く良い感じのハンスでした!

ウェーゼルトン:山本道

ピッタリだろうなぁ…って予想はしていましたけど普通にピッタリでした。映画版のウェーゼルトンにも雰囲気似ているし、ブロードウェイ版キャストのRobert Creightonにもそっくりだったのでめっちゃすんなりと観られました(笑)そしてすっかり忘れていたんですけど、映画版は最後強制送還されるけどミュージカル版のウェーゼルトンは強制送還されないんですよね。ここもちょっとした改変ポイントです。

道(あえて”みち”と呼んでいます)ウェーゼルトンは見た目はちょっと若いし実際若々しい感じはあるんですけど、ちょこまかした動きと機敏さゆえに凄くやかましさがあるのがとても良かったです。ニワトリダンスも決まっていましたし、かなりポップなウェーゼルトンでした。ダークな感じもなくはないけど、めっちゃポップ。それがまた2幕ラストで強制送還されない部分にも繋がっていくのでいいんじゃないかな。ダークな感じに振り切りすぎちゃうと違和感もありますしね…!

3月まで出演していた『マンマ・ミーア!』では若い男の子の役でしたが、今回はガラッと変わったお芝居で新たな一面が観られて嬉しかったです!

スヴェン:沢樹陽聖

スヴェンに関しては感想難しいんですけど、とにかく可愛いです(笑)優しい目をしています。ブロードウェイのスヴェンってこんなに足速かったっけ?ってくらい速かったのですが、それくらい身体能力高くないとできない役どころでもあるので、沢樹さんの凄さをひたすらに実感しながら観ていました。

一番驚いたのがカテコでスヴェンが突然二足歩行したのでめっちゃ笑いました(笑)背たけえ(笑)神永さんストフとの相棒感も凄く伝わってくるくらい息ピッタリ。全然演者さんの顔がまったく見えないですけど、それだけにスヴェンの可愛らしさが全面から伝わってくるパフォーマンスをされていてとても素敵でした。

パビー:大森瑞樹

パビーは映画だとトロールの長老です。舞台版では民族のような衣装をまとって登場します。大森さんパビーはとても屈強な感じで、まさに大男。あの衣装で立っているだけでも迫力がありました。若干台詞はイントネーションに違和感を覚える瞬間もあったんですけど、歌になると持ち前の歌唱力で圧倒してきました。

ヨイク?呪文?を歌い上げるときの声の伸びがとても軽やかで力強く、喉の強さが分かるようなスコーンと突き抜ける高音の歌い方したんですよね。そのときの声色が、ブロードウェイで観たときの俳優さんとまったく同じ感じで凄く感動しました。出番は多くないですが、圧倒的な存在感でした!かなり良いキャスティングだったと思います。

バルダ:松本菜緒

バルダは映画だとトロールのお母さんみたいな女性です。出番は少ないですけど歌唱力が凄く求められる役柄なので、松本さんがキャスト候補に挙がったときはめちゃくちゃ納得いきました。そして実際に観てみたらやっぱりドンピシャにハマり役でしたし、凄く良かったです。

「Fixer Upper」ではパワフルな歌声を披露していて、ザ・姉御肌の女性らしさを出していました。クリストフの育て親みたいなところもあるので、ところどころ肝っ玉母さん感もあって本当にピッタリでした。ただただ気が強い女性ってだけじゃなくて、頼れて包容力もあるのがまさにバルダらしくていいなぁ…って思いました。

オーケン:竹内一樹

正直一番想像できなかったキャスティングだったんですけど、実際に観てみたら竹内くんのオーケンめっちゃくちゃ面白くてしっくりきました(笑)体格は映画版のオーケンよりも細身なんですけど、優しそうな感じとかちょっと女々しい感じとかがまさにオーケンそのものでした!なんかもうそのままスクリーンから飛び出してきたような感じです。

正直これは確かにオラフよりもオーケンのがあってるわ…。そう思わせてくれるくらいの完成度で挑んできた竹内くんが素晴らしすぎました。もう新境地開拓ですよ。こんな竹内くん観たことありません(笑)

オネエとはちょっと違うんだけど、気弱そうな感じで語尾に「っ」が常に入っているような喋り方とかがすっごく女々しくて、それだけで笑いをどかどかかっさらっていました。間合いも喋り方も声のトーンも全部竹内くんの実績の賜物だと思います。本当にこんなレベルの高いオーケンだとは思わなかったのでひたすら衝撃です。

それでいてスラっとした長身だから存在感もあるし動きも軽やかだし、歌は安心して聴けるくらい上手いし、お芝居も上手い。なんなら笑いも取れる。完璧じゃないですか(笑)

そして客席いじりもオーケンの見どころです。今回はまず2階を見ながら「やあ、高いところにいるみんな!」と声をかけて、続いて1階を主に見渡しながら「やあ、高い倍率を勝ち抜いたみんな!」と初日ならではのいじりをしていて、客席大爆笑。拍手も起きました(笑)もしかしたらここは日替わりとかでセリフ変わるかもしれないポイントですね。

オーケンも1シーンしか出番ないんですけど、とてつもないインパクトを残していったので本当に衝撃的でした。まさかここまで竹内くんオーケンが面白くなるとは思っていなかったので、良い意味で期待を裏切ってくれました!マジでめちゃくちゃオススメのキャスティングです(笑)

アグナル王:阿久津陽一郎

エルサとアナのパパです!アグナルって出番が冒頭の10分くらいしかないので、それ以降はずっとアンサンブルとしての出演なんですよね。阿久津さんがアンサンブルとして出演しているのすっごく新鮮でした(笑)

阿久津さんがパパやるのは他の作品でも観ていますし、凄く安定感がありました。優しくて落ち着いていて聡明なパパです。台詞の感情の込め方がとても自然で、ちょっと厳格な言い方をするときもあれば、エルサを落ち着かせるように優しく窘める言い方をするときもありました。しかも今回は子役相手なので、より阿久津さんアグナルの父親らしさが強調されていて良かったです。

それ以降の阿久津さんはアンサンブルでもめっちゃ存在感あるので、阿久津さんの贅沢な使い方だなと思いました(笑)出番少ないながらもインパクトめちゃくちゃあって凄く素敵でした!

イドゥーナ妃:髙岡育衣

エルサとアナとママです!映画版はイドゥナだったんですけどミュージカル版は伸びましたね(笑)ママもアグナルと同じで出番としては冒頭の10分程度なのですが、結構謎多き女性だと思うんですよ。突然謎の民族を呼び出して、何なんだこの人!?って思うかもしれないんですけど、これは多分『アナと雪の女王2』を観るとちょっと謎が解けるかと思います。そうなんですよ、ミュ版はアナ雪2の要素が入ってるんですよ…。イドゥーナ妃はノーサルドラの人間なんです。

なのでママの胸元のブローチも実はあの民族の人たちと同じように光っています。ぜひ注目してほしいポイントです。と言いつつ、イドゥーナ妃はちょっとしか出番はありませんが、とても聡明で落ち着いた印象がありました。歌も少ないながらに力強くて少しおどろおどろしい不気味な感じが出ていて、出番が少ないからこそ安定した歌唱力と演技力で安心して観られて良かったです!

>>次のページからは全体の詳細レポです!

10

コメント

タイトルとURLをコピーしました