2021年7月6日ソワレ 劇団四季『アナと雪の女王』




アナと雪の女王
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観劇の感想

気になったポイントについて書いていきます。

今回のオーケン

あまりにも毎回面白すぎるので、今後はこっちに書いていきます。

竹「こんにちは~」
客「………」
竹「みーんな、目がキラキラしてる…。興奮冷めやらぬっていう顔してるよ。そんなに休憩前のお歌が良かったぁ?」
客「(大きな拍手)」
竹「…拍手まで来ちゃったよ。やりづらっ(真顔)」
客「(大爆笑)」

って感じで、今回はかなりメタ発言でした。そりゃもう1幕ラストのレリゴーはどよめきが起こるほど凄いビッグナンバーですしめちゃくちゃ興奮しますよね。そしてそれをいじりながら最終的に「やりづらっ」と自爆する竹内くんオーケンが最高に面白すぎました(笑)

2階席からの見え方詳細

冒頭でもかなりお伝えしましたけど、『アナと雪の女王』は本当に一度は2階席で観たほうがいいです。それくらい上空から観る価値のある作品と言えます。というか、むしろ2階席で観るからこそこの作品の魅力と迫力が何倍も増すと言っても過言ではありません。

もちろん1階席で観ることの魅力もメリットもたくさんあるんですけど、曲としてのまとまりであったり作品の美しさであったり、そういうものを感じるには本当に2階席がベストポジションなんです。しかも贅沢なことを言いますけど、できるならセンター。なかなかチケ難な状況では好き放題席を選べないので難しいかもしれませんが、いつか絶対に2階席センターは座ってみてほしいです。S席でもA席でもB席でもC席でもいいので…。

ということで、今回はこのシーン2階から観るとこんな感じだよ~っていうのをざっくりと紹介していきます。

Do You Want To Build A Snowman?

このナンバーは映画と同じで最初は幼少期のアナが扉の向こうにいるエルサに遊びのお誘いをするところから始まります。そして曲の中でアナもエルサも成長し、両親が亡くなり、大人になったアナが昔のように扉の向こうにいるエルサに呼びかけます。するとステージが回転して、成人したエルサが登場する…という流れになっています。

ここの成人したエルサが登場するシーンは、ぜひともステージ上に注目してほしいです。というのも、映画と同じでエルサが孤独に寂しさを感じながら1人佇んでいて、そんなエルサを起点として部屋が凍っていく様子が描かれているんですよね。もちろん扉も凍り付いているし壁も凍り付いている。そして床もプロジェクションマッピングによってどんどん凍り付く面積が広がっていました。

このプロジェクションマッピングが結構綺麗で、映画の演出に凄く似ている部分でもあるので、映画版が好きな人には特にたまらないシーンだと思います!

エルサが逃亡するシーン

エルサがパーティーで魔法を発動してしまい、城を飛び出して逃げ回るシーンはマジで圧巻です。エルサがプロセニアムアーチに触れた途端、プロセニアムアーチがエルサの触れた場所を起点として凍り付いて、それから舞台袖セット、ステージ上へとどんどん凍り付きめぐらされていくんです。このときのステージ上の凍り付き方が本当に迫力満点で鳥肌立つので、注目してほしいなと思っています。

実際にこのシーンは映像があるので、こちらを見ていただければ嬉しいです。

映像だけでも迫力満点ですけど、これを実際に生で観たときの感動は本当に素晴らしいので、騙されたと思って一度2階席から観てみてくださいませ!

Let It Go

レリゴーに関しては冒頭でも書いていますし以前2階席に座って観劇したときのレポでも書いているのですが、改めて書いていきたいと思います。「Let It Go」はエルサがありのままの自分を受け入れ、私はここで生きていくと大きな決意をするナンバーです。そのために、今まで隠して抑え込んできた力を解放し、魔法を自在に操っていく姿が描かれています。

そういった理由もあるのか、作中で一番キラキラと美しく弧を描くように魔法が飛び交っている気がします。とにかくプロジェクションマッピングが美しくて、このナンバーを観るだけでも一瞬で夢の世界にいざなわれたような感覚に陥るんですよね。そして、そのプロジェクションマッピングの美しさは2階席から観ることで100倍も感じられる仕組みになっているんです。

エルサが魔法を発動すると、エルサの感情に呼応するようにステージ上に魔法が渦巻いて、それから舞台袖セットにプロジェクションマッピングが反映されていきます。そしてエルサが歩くたびにエルサの足元には氷が張り巡らされていきます。もう、エルサを囲むようにして魔法が溢れ出すんですよ。プロジェクションマッピングによって緻密に表現されていて、本当にエルサが自分の体から魔法を繰り出しているように見えました。

エルサと魔法は切っても切り離せないものなんです。あんなに魔法を恐れていたエルサがこのナンバーで恐れを捨ててイキイキと魔法を操りながら歌う…。エルサのパワフルボイスは圧巻だし迫力凄いんですけど、ただ歌声に酔いしれるだけなのって凄くもったいなくて、エルサがこんなにも喜びを噛み締めて魔法を操っている様子を100%感じてみてほしい…というのが私の密かな願いだったりします(笑)

だからこそ、レリゴーは2階席から観ることで本当の意味での「Let It Go」を感じられると思いました。エルサだけを観るのではなく、エルサと共にある魔法たちがこんなにもステージ全体に描かれていて、その中でエルサが堂々と歌うという構図が本当に美しいし圧巻です。あの景色は2階席からでないと観られないです、きっと。2階席から観るレリゴーは日本国宝と自信をもって言えるくらい美しいので、マジで一度でいいから2階席から観てみてください!

Colder by the Minute

2幕終盤、凍り付いたアレンデールが白い服を着た人々によって表現され、吹雪の中をエルサ、アナ、クリストフ、ハンスの4人が駆け回るというナンバーです。ここはとにかく吹雪による疾走感をアンサンブルさんたちによるパフォーマンスとプロジェクションマッピングで表していて、凄くかっこいんです。

ステージ上に映し出されるのは吹雪いているフィヨルドの光景でした。吹雪の激しさが大胆に映し出されていてかなり迫力がありました。ここのシーンもまさに映画と同じような吹雪の恐ろしさがしっかり表現されているので、ぜひ2階席から観てみてほしいです。

こんな感じで『アナと雪の女王』には2階席からじゃないと見えない光景がたくさんあるので、作品の世界観をより楽しむためにも2階席から観てみることをオススメします。プロジェクションマッピングってこんなに凄いんだっていうのも感じられますし、プロジェクションマッピングと演劇ってこんなに融合できるんだ、こんなに『アナと雪の女王』の世界観を表現できるんだっていうのを感じられるはずです!

まとめ

今回も最高の観劇ができました。観る席によってこんなにも感じ方が変わる作品ってなかなかないし、それこそ1階前方席よりも2階席のほうが迫力凄い作品って出会ったことないので本当に衝撃的でした。やっぱりプロジェクションマッピングの魅力がマジで凄いし、プロジェクションマッピングに負けないくらいの俳優さんたちのパフォーマンスも圧巻でした。

そして観るたびに発見もたくさんあるし、まだまだ見逃している点もあると思うので、お金と時間の許す限りもっと観たいです。それこそメインが1人でも変わるだけでかなり印象変わると思いますし、キャス変も待ち遠しいです。なので次回はエルサやアナの新キャストがデビューしたら観に行こうと思います!

次は7月17日です!キャストどうなっているか楽しみ~。ということで今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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