2021年5月23日マチネ 劇団四季『マンマ・ミーア！』千穐楽@京都（総括）

観劇の感想
まとめ

観劇の感想

千穐楽の模様などをレポしていきます！

えばちゃんドナとまりえちゃんソフィの母娘レポ

何度も書いていますが、えばちゃんドナとまりえちゃんソフィは本当に血の繋がった親子みたいに似ている部分があるんです。これは横浜公演初日に観たときも感じたことで、公演を重ねていくことでより深まって今の形になったんだと思います。パッと見は似てないですけど、性格的な部分だったり仕草であったり…ふとしたときに「親子だなぁ」と思わされる。その説得力を自然に出せるのが凄いと思いました。

でも考えてみれば、えばちゃんとまりえちゃんってマンマ歴はお互い長いんですよね。それこそえばちゃんがソフィをやっていた頃はまりえちゃんはリサをやっていて、ソフィとリサとして共演していたんですよね。それが7～8年経ってドナとソフィとして共演…。凄く感慨深いです。

だから仲良いのも当然だろうし、お互いのことを凄く分かっていると思います。それもあって、2人のやりとりには遠慮も感じなかったし本当に自然な距離感でお芝居をされていました。なるべくしてなった母娘って感じがしますね。ということで、簡単なえばまりレポです！

スパトゥル。えばちゃんドナがとにかくまりえちゃんソフィしか見ていませんでした（笑）他にもたくさん女の子がいるのに、ずっとまりえちゃんソフィばっかり見ていたのが凄く愛しかったです。ただただソフィに喜んでもらいたいっていう一心なんだろうなっていうのが伝わってきました。1番の「あなたがいてくれる～」も他の女の子には目もくれず、ずっとまりえちゃんソフィをロックオン（笑）まりえちゃんソフィもえばちゃんドナに手でハート作って向けてました。

そして間奏ではえばちゃんドナに向かって猛ダッシュしたまりえちゃんソフィが両手でガッツリホールドハグ！それから片手を筒状にするみたいにして唇を突き出してキスしようとしてました。でもえばちゃんドナ、結構冷静で「ハイハイ、あとでね」みたいな感じで対応してて新鮮でした。贔屓だったらめっちゃ困り顔で「分かったから！」みたいな反応するのに～って（笑）こういう風にあしらえるの、えばちゃんドナらしくて好きです。

でもそのあとの「あなたはどこなのか～♪」ではえばちゃんドナがまりえちゃんソフィを見て、片手で「キュンです」ポーズをしたんですよね…。それを受けてまりえちゃんソフィも両手で「キュンです」ポーズ！もう2人してお互いにキュンキュンしてるの可愛すぎでしょ…。えばまり罪深すぎる…（尊）

I DOではえばちゃんドナもまりえちゃんソフィにウインクしてたし、ラストのI Have A Dreamではえばちゃんドナは最初あっさりソフィにハグするんですよ。ほんの1秒くらい。でもやっぱり寂しくてすぐ振り返ってぎゅーって強くソフィを抱き締めていました。こういうとこね、えばちゃんドナのソフィへの愛情が凄く感じられて大好きです。終始男前なママになってて、そんなママに一生懸命甘えに行くまりえちゃんソフィも可愛くて、マジで最高の母娘でした。

ダズユアカテコではえばちゃんが登場してくるまりえちゃんを指でバンと撃ち抜く仕草をして、まりえちゃんが撃たれた～みたいにしながら登場してきました。それから後ろで2人してぎゅーって抱き着いてゆらゆらハグ。なんかそのときにえばちゃんがめっちゃ顔近付けてキスしそうな距離で唇突き出してて、なんか観ててドキドキしちゃいましたよね（笑）本当にするんじゃないかって思いましたもん（笑）

そしてあとから登場してきた芝さんも「混ぜて」と言わんばかりに、えばちゃんを後ろから抱き締めて3人でくっついてゆらゆらしてました。芝さんのサービス精神旺盛な感じもたまらなかったし、もう本当に可愛すぎました…。

いやもうえばまり母娘が最高なのは分かってたから、もっとたくさん観れば良かったと後悔してます。それくらいすっごく可愛いやりとりをたくさん観れて最高に幸せでした。えばちゃんは本当にいいお母さんしてますし、まりえちゃんも凄く愛嬌のある娘だし…尊かったです。素敵な絡みをありがとうございました。もうこれで幸せな気持ちで成仏できそうです。。。

特別カーテンコールレポ

千穐楽ということもあり特別カーテンコールが行われました。まずは通常のライブがあって俳優さんたちが一度捌けていきます。それから幕が開いて、キャストが全員揃った状態でえばちゃんがカンパニーを代表して挨拶。無事に千穐楽を迎えられたことの感謝を述べていました。

そして、特別カテコは「最後にもう1曲！」とのことでDQを再び披露！しかもダディーズが登場して、ダディーズの踊りも観れるというレアバージョンでした。芝さんがめっちゃキレッキレのダンスを披露していて目が釘付けでした（笑）

そういえば、えばちゃんがライブ中に何度も何度も客席を見ながら歌ってくれて、何度も目が合いました。昔ってえばちゃんこんなだったっけ…というのは思い出せないんですけど、舞台に立てる喜びを感じているような表情で凄く嬉しそうに客席を見ていて、なんか感慨深かったです。

で、ここからですよ問題は！！！

劇団四季においてカーテンコールが長い問題は今に始まったことじゃないんですけど、今回は私がかつて経験したことのない回数カテコが行われてビックリでした（笑）フォロワーさんのお話によると、カテコ14回もあったそうです（笑）なげええええ（笑）14回って何！？

本来は強制終了させるために劇場アナウンスが流れたりするもんですけど、今回は全然流れないし拍手も止まらないしでずっと続いてました。俳優さんたちも疲れているだろうに拍手に応えて何度も登場してくださって…感謝しかありません。

でね、これだけやると皆さんただ出てきてお辞儀して終わり…じゃないんですよね。ふざけ出すんですよ（笑）寸劇を始めたんですよ（笑）正直14回分も覚えてないので覚えてる限りでしかレポできませんけど、とりあえずメモ程度に残しておきます。順番もめちゃくちゃです。

パターン①
カテコの並び的に慈夢さんと八重沢さんが隣で、慈夢さんが八重沢さんをエスコートするかのように腕を差し出して、八重沢さんがその腕に自身の腕を絡めて2人で捌けようとしていました。で、まりえちゃんはえばちゃんのほう向いてたので気付かなくて、えばちゃんが2人を指差して、慌ててまりえちゃんが2人の元へ。八重沢さんにくっつくようにして3人で捌けていきました（笑）

パターン②
まりえちゃんが上手に捌けようとしていたところで芝さんがこっそりと後ろからやってきてまりえちゃんを連行。腕を組んで下手に捌けようとしたら、待ち構えていたえばちゃんが芝さんからまりえちゃんを奪って連行。えばまりで下手へ捌けていきました（笑）何この親子内略奪（笑）

パターン③
まりえちゃん、八重沢さん、慈夢さんで仲良く上手に捌けていったカテコ（これ何回かありました）のときにえばちゃんも下手に捌けようとしたら芝さんが両手広げて待っていて、えばちゃんが甘えるように芝さんにハグ。客席からも「ヒュー！」と黄色い歓声が上がっていました（笑）

パターン④
またまた八重沢さんと慈夢さんで仲良く捌けていっちゃって、取り残されたまりえちゃんが2人を呼び戻して、わざわざ戻ってくる八重沢さんと慈夢さん（笑）そんな2人にくっつくようにまりえちゃんも加わってまた3人で捌けていきました。

パターン⑤
えばまりで登場したカテコでは、仲良くハグしたと思ったらえばちゃんがまりえちゃんを持ち上げようとして、そしたらまりえちゃんが思い切ってえばちゃんにぴょんって足上げて抱き着いて、完全に抱っこ状態になってました。可愛すぎた～～～！！！！

パターン⑥
全員が上下から登場してくるときに、八重沢さんが上手から中央にいるえばちゃんに指でバンッと撃って、えばちゃんが撃たれたってして、それからえばちゃんが下手から来る秋本さんにも指でバンッてして、秋本さんが慌てて撃たれたってしてました（笑）何この指バンリレー（笑）

………もう覚えてないです。他にもこんなのあったよっていうの覚えている方いたら教えてください…。

とにかく回数が多すぎて、シェリダン母娘で登場する回もあればドナ＆ザ・ダイナモスで登場する回もあればメイン8人で登場する回もあれば…と色んなパターンで登場してくださいました。そしてそのたびに皆さん色々考えてお客さんを楽しませてくださって、その気持ちが嬉しすぎて泣きそうでした（笑）

中でもえばちゃんが凄く色んなことをしてくれて、くるくる回ったりおさるのポーズみたいのしたり投げキッスしたり指でバンッと撃ったり…本当に色んなことをしてくださいました。やっぱりえばちゃんって素敵だなぁと再認識しましたし、もう10分以上にわたるカテコでしたけど疲れを一切見せずに全力で色んなことをしてくださって、たまらなかったです。

そんな中で、一度えばちゃんが泣きそうな顔して客席を眺めていた瞬間がありました。その表情を観て、なんかグッときちゃって…。正直、えばちゃん、今回で辞めちゃうんじゃないかな…と思ったりもしていて。福岡でキャスティング外れたのってなんか意味あるんだろうな…と深読みしすぎたせいもありますけど、こうして戻ってきてくれたけど千穐楽前の1ヶ月だけ。なんか、退団前の最後の出演だったりするのかなぁ…とか思っちゃって、勝手に寂しくなっちゃいました。

なんとなく、2015年に退団した樋口麻美ちゃんの退団直前の動きにちょっと似てるんですよね。今回のえばちゃんの動き。まあこれが杞憂であればいいのですが…。えばちゃん、本当に素敵な俳優さんだと今回再認識できたので、これからも色んな舞台で観たいですし、それこそまた数年後マンマが再演されたらぜひドナを演じてほしいです。何度も言いますが、戻ってきてくれてありがとうございました。最後の最後を、えばちゃんドナで締められたこと本当に幸せです。

まとめ

ということで無事に千穐楽を迎えられ、無事に客席から見届けることができました。ただただ、感無量です…。本当に良かった。このご時世だからこそ、こうしてキャストが誰1人欠けることなく千穐楽を迎えられたことが奇跡だったと思います。まずは何より、おめでとうございます！

そしてこんなに楽しくて切なくて愛しい『マンマ・ミーア！』をたくさん観られたこと、千穐楽を見届けられたことが幸せでした。元々大好きな作品でしたけど、今期を経てより大切な作品になりました。

今回、えばちゃんドナ×八重沢さんターニャ×秋本さんロージーが歌う1幕のDQを観ていて、ふと去年の2020年7月14日の『マンマ・ミーア！』横浜公演開幕時のことを思い出したんですよね。あそこから始まって、紆余曲折あって、そしてあのメンバーで幕を閉じるんだ…って。原点回帰って言うのかな？凄く感慨深いものを感じました。もちろんそれまでの間に数々のバトンを繋いできたからこそ、こうして今があります。だからそのバトンを受け継いで、えばちゃんたちが最後を締めくくってくれたことが本当に素敵なことだと思います。

だから、えばちゃん戻ってきてくれて本当に本当にありがとうございました！

やっぱり何だかんだでえばちゃんもえばちゃんのドナも大好きです。私にとって初マンマとなった11年前の観劇で、当時ソフィを演じていたえばちゃんがこうして現在もマンマに携わってくれていることが凄く幸せです。私にとってのマンマはえばちゃんから始まっているから、だからとても大切な存在。最後にまた会えて幸せでした。